こんなお悩みにお答えします。
【この記事の内容】
日本三景「天橋立」観光や温泉などを楽しみに、京都の日本海側、丹後地方をできるだけ交通費を節約してめぐりたいというあなたに、「もうひとつの京都周遊パス・海の京都エリア」という切符を紹介します。
これは、地元の京都丹後鉄道(丹鉄)や路線バス、天橋立の観光船が乗り放題の観光向けの格安切符です。
京都駅方面からは、JRの特急列車にプラス200円するだけで買えます。
ここでは、「もうひとつの京都周遊パス・海の京都エリア」の内容と値段、発売期間、購入方法をまとめました。
「もうひとつの京都周遊パス・海の京都エリア」は予定枚数が売り切れたとのことで、発売終了しました(2022年10月15日)。
「もうひとつの京都周遊パス・海の京都エリア」ってどんな切符?
「もうひとつの京都周遊パス・海の京都エリア」は、丹後地方の鉄道と路線バスなど観光用の乗り放題切符です。
「1日用」と「2日用」があります。
京都丹鉄鉄道が乗り放題、特急自由席もOK
「もうひとつの京都周遊パス・海の京都エリア」では、ローカル線の京都丹後鉄道(丹鉄)を全線で乗り放題できます。
普通列車や快速列車のほか、特急列車(丹後リレー号)の「自由席」が利用可能です。
※丹鉄は豊岡駅、福知山駅、西舞鶴駅でそれぞれJRと接続しています(同じ駅)。
※特急の指定席や観光列車、通勤ライナーは利用できません。追加料金が必要です。
路線バスの指定範囲も乗り放題
「もうひとつの京都周遊パス・海の京都エリア」では、現地の丹後海陸交通と京都交通の2社が運行する路線バスも乗り放題で利用できます。
丹後海陸交通 | 京丹後市、宮津市、与謝野町、伊根町など片道運賃200円までの全区間(路線の大半が運賃200円以内です)。 公式サイト |
京都交通 | 福知山地区、舞鶴地区の全路線 公式サイト |
※高速バス、地域のコミュニティバス、成相寺登山バスは利用できません。
天橋立の遊覧船も
「もうひとつの京都周遊パス・海の京都エリア」では、天橋立観光船の天橋立桟橋~一の宮桟橋も乗り放題できます。
天橋立桟橋は、京都丹後鉄道の天橋立駅から徒歩5分ほど。一の宮桟橋は、股のぞきスポット「傘松公園」の最寄りです。
海から天橋立を眺めながらのコースで、所要時間は約12分です。
優待特典つき
このほか、「もうひとつの京都周遊パス・海の京都エリア」には、次のような優待特典が付いています。
- 「伊根傘松観光券(伊根湾めぐり遊覧船・天橋立ケーブルカー・リフトのセット券)」の割引(通常 1,500円→1,200円)とオリジナルグッズ進呈。
- レンタサイクル「電動アシスト自転車e-Bike」1割引(要予約)
- 丹鉄珈琲1杯無料(宮津駅114kmcafe、観光列車内)
「もうひとつの京都周遊パス・海の京都エリア」の値段は?
「もうひとつの京都周遊パス・海の京都エリア」の値段は次の通りです。
大人 | 子供 | |
1日用 | 2,200円 | 1,180円 |
2日用 | 3,000円 | 1,500円 |
ちなみに、通常の京都丹後鉄道やバスなどの運賃や料金は、こんな感じです。
丹鉄や観光船を利用すると、元は取りやすいです。路線バスだけだとしんどいです。
(丹鉄)初乗り運賃 | 150円~250円 |
(丹鉄)福知山駅~宮津駅 | 700円 |
(丹鉄)豊岡駅~宮津駅 | 1,300円 |
(丹鉄)西舞鶴駅~宮津駅 | 600円 |
(丹鉄)網野駅~天橋立駅 | 600円 |
(丹鉄)天橋立駅~夕日が浦木津温泉駅 | 700円 |
(丹鉄)特急料金・自由席(乗車券にプラス) | 350円~1,000円 |
(丹後海陸バス)均一運賃区間 | 200円 |
(京都交通バス)西舞鶴駅~自衛隊桟橋 | 300円 |
(京都交通バス)西舞鶴駅~赤れんがパーク | 300円 |
(京都交通バス)西舞鶴駅~とれとれセンター | 200円 |
(京都交通バス)西舞鶴駅~海軍記念館 | 250円 |
(天橋立観光船)天橋立桟橋~一の宮桟橋(傘松公園) | 片道600円 往復1,000円 |
こうしてみると、使い方次第で「もうひとつの京都周遊パス・海の京都エリア」は、それなりにお得です。
さらに、京都方面とのJR特急列車とセットで買うと、「もうひとつの京都周遊パス・海の京都エリア」の値段はこうなります。
大人 | 子供 | |
1日用 | 200円 | 100円 |
2日用 | 1,000円 | 500円 |
打ち間違いではありません。大人の1日用は2,200円のところが、なんと200円!
これに比べると、2日用は割高に感じますが、それでも3,000円が1,000円です。まさに激安です。
もちろん、JRの乗車券や特急券代が、別にかかります。
区間 | 運賃・料金(大人片道:通常期) |
京都駅~福知山駅 | 乗車券1,520円+特急券1,520円=3,040円 |
京都駅~西舞鶴駅 | 乗車券1,690円+特急券1,520円=3,210円 |
京都駅~天橋立駅 | 乗車券2,320円+特急券2,470円=4,790円 |
例えば、京都駅から天橋立へ日帰りの場合、JR特急(京都駅~福知山駅)の往復と「もうひとつの京都周遊パス・海の京都エリア」(1日用)なら、最安で6,280円です(「もうひとつの京都周遊パス・海の京都エリア」を福知山駅から使用した場合)。
なお、「もうひとつの京都周遊パス・海の京都エリア」を、この激安価格で買う方法については、後述しています。
「もうひとつの京都周遊パス・海の京都エリア」の発売期間と有効期間は?
発売期間(買える期間)
※発売枚数(非公表)も限定されています。上記の期間中でも、売り切れた時点で発売終了します。
有効期間(使える期間)
※利用当日は始発から最終まで乗り放題できます。
※「2日用」を3月20日に利用開始しても、3月21日は使えません。
「もうひとつの京都周遊パス・海の京都エリア」はどこで買える?(購入方法)
一般発売(通常の値段)
「もうひとつの京都周遊パス・海の京都エリア」は、下記の場所、またはインターネットで購入できます。通常の値段です。
「もうひとつの京都周遊パス・海の京都エリア」は、売り切れ、発売終了しました。
最新情報は公式サイトで確認ください(下方にリンクあり)。
京都丹後鉄道 |
※京阪神方面からJRで行く場合は、「福知山駅」「豊岡駅」「西舞鶴駅」で下車して、丹鉄の窓口で「もうひとつの京都周遊パス・海の京都エリア」を買ってください。 |
丹後海陸交通 |
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京都交通バス |
|
インターネットで買った場合は、予約(購入)を完了させると「引換クーポン」が発行されます。それを利用当日に駅(上記の発売場所)へ持参して、「もうひとつの京都周遊パス・海の京都エリア」の現物に引き換えてから使います。
激安の特別価格発売
「もうひとつの京都周遊パス・海の京都エリア」を激安価格で買うには、次のような方法があります。
- JR山陰線の「京都駅・二条駅・亀岡駅~福知山駅・東舞鶴駅・西舞鶴駅」を含む片道乗車券と特急券を提示する。
- 亀岡のサンガスタジアムで開催されるJリーグの観戦チケットを提示する。
【購入方法1】JR乗車券と特急券を提示する
上記一般発売の現地窓口で、「もうひとつの京都周遊パス・海の京都エリア」を買う際に、当日有効なJRの乗車券と特急券を提示すると、特別価格になります。
その乗車券と特急券は、次の条件が全て揃ったものに限られます。
- 有効な片道(行き、または帰り)のもの、あるいは往復のもの。
- JR山陰線を経由するもの。
- 区間に「京都駅・二条駅・亀岡駅~福知山駅・東舞鶴駅・西舞鶴駅」を含むもの。
切符の区間に、「京都駅・二条駅・亀岡駅~福知山駅・東舞鶴駅・西舞鶴駅」が含まれていたら、「高槻駅~天橋立駅」など発着駅はどこでも構いません。ただし、ルートは山陰線限定です。
乗車券はICOCAやPiTaPaなどICカードでも大丈夫ですが、定期券、回数券は対象外です。特急券はチケットレスのものでもOK。
JR乗車券・特急券の1セットにつき、「もうひとつの京都周遊パス・海の京都エリア」1枚(1日券/2日券どちらか)の販売です。
京都駅でも特別価格で買えます。
京都駅のなかにある旅行会社の「日本旅行」で、JR乗車券・特急券と一緒に「もうひとつの京都周遊パス・海の京都エリア」が特別価格で買えます。
ただし、先着200組限定。売り切れると発売終了します。以降は現地購入のみになります。
「もうひとつの京都周遊パス・海の京都エリア」だけを単独で買うことはできません。必ずJRの乗車券・特急券とセットで。
※日本旅行で買ったときに、実際に渡されるのは、「もうひとつの京都周遊パス・海の京都エリア」の引換券(船車券)です。現地に着いたら、やはり発売窓口で、切符の現物と交換する必要があります。
【購入方法2】サンガスタジアムの観戦チケットを提示する
亀岡サンガスタジアムのJリーグが開催される当日、あるいはその前日や翌日に、その観戦チケットを、下記の場所で提示すると、「もうひとつの京都周遊パス・海の京都エリア」が特別価格で買えます。
観戦チケット1枚につき、「もうひとつの京都周遊パス・海の京都エリア」1枚(1日券/2日券どちらか)の販売です。
発売場所 |
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「もうひとつの京都周遊パス・海の京都エリア」は、買った後で払い戻しできません。
※京都駅の日本旅行で買った場合で、出発前で切符の現物と引き換え前(船車券)でしたら、店舗で払い戻しを受けられます(手数料がかかります)。
「もうひとつの京都周遊パス・海の京都エリア」公式サイト
「もうひとつの京都周遊パス・海の京都エリア」の詳細や最新情報は、京都丹後鉄道の公式サイトで確認ください。
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