こんなお悩みにお答えします。
【この記事の内容】
- 「うめぐるバス」(ルート、停留所、運賃、乗り方)とそのお得な切符を紹介します。
大阪駅や梅田あたりは、再開発が進んで、街がずいぶん広がりました。それにともなって、移動の距離も増えました。
でも、バスやタクシーに乗るほどの距離ではなく、かといって、歩くにはちょっとしんどい…と悩ましく感じたことがあるのではないでしょうか。
そんなときは、「うめぐるバス」で解決できるかもしれません。これは、1回100円で乗れる巡回バスです。梅田の主な場所をまわっています。
ここでは、梅田に行くときは知っておくと役立つ「うめぐるバス」と、1日乗車券などお得に乗れる切符を紹介します。
大阪梅田「うめぐるバス」ってどんなバス?ルートや運賃は?
梅田をぐるぐる巡回!
うめぐるバスは、大阪駅や梅田の周辺を、”ぐるぐる”と環状線のように巡回ルートを走る路線バスです。
2013年(平成25年)4月から、阪急バスが運行しています。
鉄道の各駅と茶屋町、済生会中津病院、グランドフロント大阪、北新地を結ぶ1周4キロのルートを、一方向(反時計回り)に回っています。停留所は12か所あります。
【うめぐるバスのルートと停留所】(路線図)
停留所(停車順) | 最寄り駅や主な施設 |
阪急梅田駅 |
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茶屋町 |
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済生会中津病院 |
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グランフロント大阪(北) |
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グランフロント大阪(南) |
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JR大阪駅(西) |
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西梅田 |
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JR北新地駅 |
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梅田新道(北) |
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阪神梅田駅 /地下鉄東梅田駅 |
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JR大阪駅(東) /地下鉄梅田駅 |
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グランフロント大阪(東) |
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このように、うめぐるバスのルートには、梅田周辺のJR、私鉄、地下鉄の駅や主な商業施設、ホテルがあります。
そして、ルート上には、停留所がこまめに設置されていますので、「ちょい乗り」しやすいです。
ただ、バスの運行方向が一方だけなので、行先によっては遠回りになるのがデメリットです。
小さい車両で運行
うめぐるバスは、黄緑色の可愛らしい小型車両(35人乗り)で運行されています。よく目立つので分かりやすいです。
小さなバスですが、出入口は前後で分かれていて、乗車は後ろの扉からになります。運賃は後払いです。
なお、路線バスの一般的な大きな車両が使われることもあります(阪急バス)。
15~20分間隔で運行、終バスは早め
うめぐるバスのような地域限定の巡回バスは、いいルートを走っていても、本数が少なくて、利用しづらいということがままあるのですが、「うめぐるバス」は便利です。
- 運行時間:平日8:05~19:15、土休日10:20~18:35
- 運行間隔:15~20分
ただ、運行の終了時間(終バス)が早いので、会社帰りや夜のお出かけに利用できないのは残念なところです。
うめぐるバスは運賃が安い!
うめぐるバスの魅力は運賃の安さです。あらためて、その金額はこちら。
大人 | 100円 |
子供 | 50円 |
この運賃は、乗車区間に関係なく、どの停留所で乗り降りしても変わりません。観光がてらにルートを1周しても100円です。
運賃は、降りる際に支払います(前の扉から)。
現金のほか、ICOCA(イコカ)やPiTaPa(ピタパ)など全国系交通ICカード、阪急バスのICカード、hanica(ハニカ)が使えます。
※「うめぐるバス」は、阪急バス・阪神バスのhanica定期券でも乗れます(追加運賃不要)。
大阪梅田「うめぐるバス」のお得な切符(1日乗車券・定期券・回数券・hanica)
「うめぐるバス」は普通の運賃自体が安いですが、利用のしかたによっては、下記のような切符を使うと、さらにお得になります。
- うめぐるバス1日乗車券
- うめぐるバス専用回数券
- うめぐるバス専用定期券
- ICカード「hanica(ハニカ)」
うめぐるバス1日乗車券
うめぐるバスを1日に3回以上利用するようなら、「1日乗車券」がお得です。
うめぐるバスが1日乗り放題(乗り降り自由)で、値段はこちら。お手頃です。
大人 | 200円 |
子供 | 100円 |
始発便から最終便まで利用できます。
この1日乗車券は、下記の場所で買えます。
- 阪急高速バスターミナルの窓口(うめぐるバス阪急梅田停留所前、阪急三番街内、8時~20時)【事前購入OK】
- うめぐるバスの車内【当日券、運転手に申し出る】
- スマホアプリ「HH cross TOWNS 」【当日券、デジタル版(チケットレス)】
うめぐるバス専用定期券
1ヶ月に8日以上、うめぐるバスを利用するようでしたら、専用定期券がおすすめです。
定期券というと、おおげさな感じがするかもしれませんが、こちらの値段もお手頃です。
大人1ヶ月(1日~末日) | 1,500円 |
例えば、月に1日乗車券を8回買うなら、定期券の方がお得です。
うめぐるバスの定期券は、1ヶ月用のみの発売。電車などの一般的な定期券と違って期間は固定されています(月極制)。月の途中で買っても、使えるのはその月末までです。
また、持参人方式なので、本人以外も使えます。家族などと共用すると、元はより取りやすいです。
専用定期券が買える場所はこちら。
- 阪急高速バスターミナルの窓口(うめぐるバス阪急梅田停留所前、阪急三番街内、8時~20時)
うめぐるバス専用回数券
普段、うめぐるバスを、1日乗車券を買うほどでもないけど、なんせよく利用しているという場合は、専用回数券がお得かもしれません。
大人用のみ(110枚つづり) | 10,000円 |
枚数が多いだけに、値段が値段ですが、1割お得です。
あと、110枚も使い切れるかどうか、心配になるかもしれません。うめぐるバスの回数券には有効期限がありませんので、ゆっくり使って大丈夫。
家族や友達、職場などで分け合って、使うことも可能です。紛失には注意。
うめぐるバス専用回数券も、下記の窓口で買えます。
- 阪急高速バスターミナルの窓口(うめぐるバス阪急梅田停留所前、阪急三番街内、8時~20時)
ICカード「hanica(ハニカ)」
先にも触れましたが、うめぐるバスは「hanica(ハニカ)」でも乗れます。
hanicaとは、阪急バスと阪神バスが独自に発行しているICカードです。
ICOCAと同じように、先にチャージ(入金)してから使いますが、hanicaの場合、そのチャージの金額に、8%の割増金(プレミア)が付くのでお得です。
例えば、2,000円チャージすると、2,160円分使えます。
なお、hanicaは、うめぐるバスのほか、京阪神の阪急バスと阪神バスでしか使えないので注意が必要です。
※hanica定期券はチャージしなくても、追加運賃なく乗れます。
※hanicaは阪急三番街の阪急バス案内所などで購入、チャージできます。
大阪梅田「うめぐるバス」公式サイト
「うめぐるバス」の時刻表、運行状況など最新情報については公式サイトで確認ください。
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