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関西(大阪、京都、兵庫、奈良、滋賀、和歌山)での日帰り旅行やレジャー、仕事回りの際、なるべく交通費を安く出かけたい…というあなたは、JRの「関西1デイパス(ワンデイパス)」という1日乗車券をチェックしてみましょう。
「関西1デイパス」は、季節ごとに1年に4回発売されて、JRの1日乗り放題のほか、時期に合わせた内容が盛りだくさんに詰まった切符です。
特に遠出したり、何か所かを周遊する場合は、値段的にかなりお得です。ただ、安い分、購入方法に注意点があります。
ここでは「関西1デイパス」がどんな切符なのか、その基礎知識を簡単にまとめました。
「関西1デイパス」は、「春の関西1デイパス」「夏の関西1デイパス」…という風に、季節ごとに年4回発売されます。
内容の一部が、季節に合わせたものになります。
それぞれの発売期間は、基本的に次のように設定されています(これまでの実績)。
春の関西1デイパス | 3月~5月 |
夏の関西1デイパス | 5月~8月 |
秋の関西1デイパス | 9月~11月 |
冬の関西1デイパス | 12月~2月 |
JR「関西1デイパス」は、次のような内容がセットになった切符です。
このように、JRの乗り放題だけではないんです。内容盛りだくさんなので、1日では使い切れません。
「関西1デイパス」は、その名前の通り、1日用です。特典を含めて切符に記載されている利用開始日当日のみ有効です。
乗り放題は、利用日の始発から終電まで利用できます。
※「冬の関西1デイパス」で12月31日に利用する場合は1月1日も終日、JRを乗り放題できます(年越し利用OK)。
「関西1デイパス」では、関西地区(大阪、京都、兵庫、奈良、滋賀、和歌山)のJRが乗り放題です(下図)。
見ての通り、利用できる範囲はかなり広いです。
福井県の敦賀が含まれる一方で、関西の播但線や加古川線、姫新線といった支線、そして北近畿や南紀方面のJRは入っていません。
利用できる列車は、普通列車(新快速・快速含む)です。
特急列車にも乗れますが、別に特急券の購入が必要です。同じく新快速の「Aシート」も別に指定席券が必要です(チケットレス指定券は使えません)。
新幹線は利用できません。
「関西1デイパス」では、JRと合わせて大阪水上バスの「アクアライナー」も1日乗り放題で利用できます。
大阪水上バス「アクアライナー」は、大阪の市街地を流れる大川を大阪城~淀屋橋で運航している遊覧船です。
「関西1デイパス」には、京阪電車、南海電車、近鉄電車、神戸電鉄それぞれが企画した沿線の「周遊チケット」が付いています。
周遊先は、季節ごとに変わります。
JRでは行けないところや、行きにくいところへも行けるのも、「関西1デイパス」の特徴の1つです。
なお、実際に「関西1デイパス」に付くのは周遊チケットとの「引換券」(1枚)です。
4社のなかから1つ選んで、利用当日に指定場所で切符の現物と交換してから使います。
「関西1デイパス」では、JRの系列のレンタサイクル(貸自転車、駅りんくん)が1回無料で利用できます(大人のみ)。
また、京都鉄道博物館や琵琶湖クルーズなど観光施設やイベントの料金割引など優待特典も付いています。特典の内容は季節ごとに変わります。
以上が「関西1デイパス」の基本的な内容ですが、季節によってはさらに追加されることがあります。
このように、内容盛りだくさんの「関西1デイパス」の気になる値段はこちらです。
大人 | 3,600円 |
子供 | 1,800円 |
一見すると高い感じるかもしれませんが、JRの運賃は、私鉄に比べると近距離は安く、中距離以上は割高になる傾向があります。
片道1,835円以上の区間、距離にするとだいたい101km以上の区間では単純に往復するだけでとれます。日帰りでちょっと遠出したり、何か所かで途中下車するようでしたら、電車代の節約が期待できます。
また、大阪水上バス「アクアライナー」の乗船料は1回1,740円、京阪電車、南海電車、近鉄電車の周遊チケットも通常2,000~3,000円ぐらいするものです。
全体的にはコスパはいいです。
「関西1デイパス」は購入方法に注意が必要です。
まず、出かける当日に買うことはできません。1カ月前から前日までの発売となっています。
そして、購入方法は次の2つです。
インターネットで購入した場合、出発するまでに、切符の現物を駅の「みどりの窓口」や「みどりの券売機」で受け取る必要があります。
現在、発売中の「関西1デイパス」はありません。