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この記事の内容
- JR西日本の大阪発「サイコロきっぷ」を紹介します（内容、値段、発売期間、購入方法）。
サイコロの出目で旅先が決まるJR西日本の「サイコロきっぷ」が、この秋向けに大阪発で再発売です。
今回の行先は、富山、津山、白浜、博多の４か所。
新幹線や特急列車が往復5,000円、または8,000円の激安で利用できます。
ただ、今回の発売は25,000組限定となっています。
また、「サイコロきっぷ」は購入方法が、通常の切符と違います。
今回は、とくに事前抽選があって、それに当選しないと買えません【9月8日で受付終了】
ここでは、「サイコロきっぷ」の内容や発売期間、購入方法などをまとめました。【2024年秋版】
JR西日本「サイコロきっぷ」ってどんな切符？
まず、JR西日本の「サイコロきっぷ」がどんなものなのか、内容や特徴からみていきましょう。
サイコロで決まる行先候補は4か所！（当選確率は？）
「サイコロきっぷ」では、行先をサイコロを振って決めます。
あらためて、今回の設定されている行先と、当選確率は次の通りです。
| 行先 | 途中下車できる駅 | 当たる確率 |
| 富山（湖西線・北陸新幹線経由） | ー | 1/3 |
| 津山（山陽新幹線・津山線経由） | 岡山駅 | 1/3 |
| 白浜（きのくに線経由） | ー | 2/9 |
| 博多（山陽新幹線経由） | ー | 1/9 |
サイコロの出目に「白浜」と「博多」単体はありません。「白浜 or 博多」というものになります。
これが出た場合、さらに自動で抽選が行われます。このとき、2/3の確率で「白浜」が、1/3の確率で「博多」が当たります。
大阪市内から出発、指定席利用！
今回の「サイコロきっぷ」は、発着地とも大阪市内の駅（下図）に限られています。
「大阪市内」駅の範囲は下記の通りです。
範囲内の好きな駅から出発して、好きな駅に帰ってこられます（乗車、下車1回ずつ。乗り降り自由ではありません）。
なお、尼崎駅では改札を出入りできません（JR神戸線と東西線との乗り換えのみ可能）。
大阪市内の駅とサイコロの出た行先駅との移動には、指定ルートの新幹線や特急列車の「指定席」を、行き帰り1回ずつ利用します（途中で普通列車に乗り換える場合もあります）。
途中下車は、指定駅（津山ゆきの岡山駅）に限ってできます。
それ以外の駅で下車すると、その先の残り区間は無効になります。
大阪市外から利用する場合は、最寄りの「大阪市内」駅まで、運賃が別に必要です。ただし、行先までのルート上にある駅からは「途中乗車」できます。
例）「サイコロきっぷ」の行先が「博多」の場合（新大阪～博多は新幹線利用）
- 京都駅からの場合は、東淀川駅までの運賃が別に必要です。
- 和歌山駅からの場合は、杉本町駅までの運賃が別に必要です。
- 三ノ宮駅からの場合、追加運賃は不要で、新神戸駅や西明石駅、姫路駅から新幹線に乗車できます（ルート上）。
- 姫路駅からの場合は、追加運賃なしで新幹線に乗車できます（ルート上）。
※乗車券の目的地と逆方向の利用（後戻り）はできません。
なお、実際の行先の方も、出目通りではなく、指定のルート上にある途中駅にしても可能です。
例えば、出目が「白浜」の場合、途中の「御坊」駅を行先にできます（切符は大阪市内～白浜のままで、御坊～白浜駅を「捨てる」）。
帰りは「御坊」駅から乗車して大阪へ戻るという行程です。
ただし、「サイコロきっぷ」の利用距離は短くなりますが、その分の返金はありません。
また、行先を白浜よりも先、例えば「新宮」駅にすることもできます。
この場合、白浜駅～新宮駅の通常運賃（特急利用なら特急料金も）が追加で必要です。
最大3人で旅できます！
サイコロでで決まった行先へは、最大3人まで「いっしょ」に旅行できます。
「サイコロきっぷ」の利用人数（必要枚数）は、エントリー（購入申し込み）の際に指定します。
そして、当選・購入後に、その全員分を、同じ日程、同じ列車、同じ区間で予約します。日程や列車を分けたりできません。また、人数も減らせません。
なお、実際に「サイコロきっぷ」を利用する人は、予約した本人でなくてもかまいません。
１泊2日の旅行にも使えます！
「サイコロきっぷ」の有効期間は、連続した2日間です。
このため、日帰りだけでなく、１泊旅行にも使えます。
駅レンタカーの割引など優待特典つき！
「サイコロきっぷ」の行先で、富山・津山、白浜が出た場合、駅レンタカーの富山、津山、岡山、白浜の各営業所で、Sクラスの車種が優待割引料金で借りられます。
例えば、当日利用4,900円、1泊2日9,800円など。
詳細は公式サイトで確認ください。
このほか、「サイコロきっぷ」には、富山、津山、白浜、博多にある対象の観光施設などで、料金の割引やプレゼント進呈といった特典もついてます。
JR西日本「サイコロきっぷ」の値段は？（2024秋版）
あらためて、「サイコロきっぷ」（大阪発）の値段はこちら。大人・子供共通です。
| 月～木出発 | 5,000円 |
| 金土日、祝日出発 | 8,000円 |
この金額で往復分です。同行者がいる場合は、人数分がかかります。
見るからに安さ全開ですが、念のため、行先ごとの通常運賃・料金と比べてみました。
| 行先 | 利用列車 | 正規往復（割引率） |
| 富山駅 | 大阪駅～敦賀駅～富山駅（特急サンダーバード＋新幹線つるぎ） | 20,580円（76％/61%割引） |
| 津山駅 | 新大阪駅～岡山駅～津山駅（新幹線のぞみ＋普通列車） | 15,780円（68％/49%割引） |
| 白浜駅 | 大阪駅～白浜駅（特急くろしお） | 11,620円（57％/31％割引） |
| 博多駅 | 新大阪駅～博多駅（新幹線のぞみ） | 30,080円（83％/73%割引） |
このように、「サイコロきっぷ」は6～８割もお得です。
「サイコロきっぷ」の代金支払いは、2回に分けて行います。どちらもクレジットカード払い限定です。
- エントリー（申し込み）時に4,500円を支払い。
- 購入時に残りの500円または3,500円を支払い。
JR西日本「サイコロきっぷ」の発売期間と有効期間は？（2024秋版）
JR西日本「サイコロきっぷ」の発売期間と有効期間は、下記のとおりです。
発売期間（買える期間）
※11月23日出発分まで買えます。
「サイコロきっぷ」は、上記の期間中に買うわけですが、それまでに「事前抽選申込」と「エントリー（申し込み）」という手続きが必要になります（後述しています）。
有効期間（使える期間）
「サイコロきっぷ」で、実際に旅行に出かけられるのは、下記の期間内です。
JR西日本「サイコロきっぷ」の買い方は？（購入方法）
「サイコロきっぷ」の購入に必要なもの
「サイコロきっぷ」を買うには、以下のものを準備します。
- スマホ
- クレジットカード（切符代の支払い用）
- WESTERアプリ（購入・抽選）
- WESTER会員への登録（会員でない場合のみ。無料）
支払方法は（実体のある）クレジットカードのみです。
「WESTER会員」とは、JR西日本の予約サイト「e5489」や50歳以上の優待サービス「おとなび」を利用できる資格です。
JR西日本の公式サイトから簡単に登録できます。登録料や会費などは発生しません。
「WESTERアプリ」は、JR西日本の利用に便利なスマホアプリです。Google、Appleの各ストアから無料でダウンロードできます。
「サイコロきっぷ」購入の流れ
「サイコロきっぷ」を買うには、次のような手続きを踏みます。
- 事前抽選申し込み
- エントリー（購入申し込み）します。【支払い発生】
- サイコロを振ります。
- 「サイコロきっぷ」の購入します。【支払い発生】
- 「サイコロきっぷ」（現物）を駅で受け取ります。
（１）事前抽選申し込み【8月26日～9月8日】
今回の「サイコロきっぷ」（大阪発）は、25,000組限定発売です。
このため「抽選」があります。
この結果、当選でしたら、「サイコロきっぷ」を買う権利をもてます（買わなくてもOK）。
抽選の申し込みは、2024年8月26日～9月8日の期間中、スマホやパソコンからJR西日本WESTER公式サイトの専用ページにアクセスして登録できます。
ログインして、ボタンを押すだけで完了します。
費用はかかりません。
そして、当選した場合、9月18日以降にメールで通知が届きます。
受付終了しました。
（２）エントリーします。【９月19日～10月31日】
「サイコロきっぷ」の事前抽選に当選したら、次は「エントリー（購入申し込み）」という手続きです。
これは、サイコロを振って、行先を決めるためのものです。
下記の期間内に、スマホの「WESTERアプリ」のなかの「おトクにGO！」で行います。
このエントリーの段階で、1人4,500円の支払いが発生します。
同行者がいる場合は、人数分が必要です（最大３人）。
この支払った金額は、あとで「サイコロきっぷ」の購入代金に充当されます（ムダにはなりません）。
（3）サイコロを振ります。
エントリーした後、しばらくすると、登録メールアドレスに完了メールが届きます。
そこに案内されているWESTER会員ページにログインして、いよいよサイコロを振ります。
そして、行先が決まります。
【イメージ】2022年夏版の行先決定画面
（4）「サイコロきっぷ」を購入します。【９月19日～11月23日】
エントリーして行先が決まった後、その日から「サイコロきっぷ」が購入できるようになります。
画面表示に従って、JR西日本の予約サイト「e5489」にアクセスして、日付や列車を選択・予約して、「サイコロきっぷ」の購入手続きを行います。
このときに、代金の残り（500円、または3,500円×人数分）の支払いが発生します。
なお、購入できる期間は、2024年９月19日～11月23日です。
土日祝や連休がらみは、希望の列車が満席で予約が取れない可能性が高いので、早めの予約・購入が確実です。
※切符を購入した後で、出発日や予約した列車を変更したい場合は、後述する切符（現物）の受け取り前なら、「e5489」で28回までできます。利用区間の変更はできません。
（5）「サイコロきっぷ」を受け取ります。
「サイコロきっぷ」は、チケットレスではありません。
インターネットで購入したあと、出発までに、関西地区のJR駅にある「みどりの窓口」や「みどりの券売機」で「サイコロきっぷ」の現物を受け取ります。
切符の現物がないと、列車に乗れません。
JR西日本「サイコロきっぷ」公式サイト
「サイコロきっぷ」の最新情報については、JR西日本の公式サイトで確認ください。
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