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【この記事の内容】
- 阪堺電車と南海バスの「堺おもてなしチケット」という切符を紹介します(内容、値段、発売期間、購入方法)。
堺の市内を観光などで公共交通機関を使って、できるだけ安く移動したいというあなたには、「堺おもてなしチケット」という切符がおすすめです。
これは、堺市内の阪堺電車(チンチン電車)と路線バスが乗り放題の1日乗車券です。
この1枚で、市内の観光地をはじめ、ほどんどの場所へアクセスできます。
値段も600~800円と手ごろで、1日のうちに電車とバスを合わせて、おおむね3回以上乗るならお得です。
ここでは、「堺おもてなしチケット」の内容、発売期間、購入方法をまとめました。
阪堺電車&南海バス「堺おもてなしチケット」ってどんな切符?
それでは、「堺おもてなしチケット」がどんな切符なのか、その内容や特徴を紹介していきます。
堺のチンチン電車とバスが1日乗り放題!
「堺おもてなしチケット」は、路面電車の阪堺電車(チンチン電車)と、堺市内の路線バス(南海バス)の指定区間が1日乗り放題(乗り降り自由)できる切符です(1日乗車券)。
阪堺電車と南海バスの組み合わせで、市内のほとんどの場所へ行けます。特に、仁徳天皇陵など観光地めぐりには、バスが効率的です。
ちなみに「堺おもてなしチケット」は紙の切符で、阪堺電車やバスの降りる際に、運転手に見せます。
「堺おもてなしチケット」は2種類
「堺おもてなしチケット」には、利用できる範囲によって、「阪堺拡大版」と「南海バス拡大版」の2種類があります。
阪堺拡大版 |
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南海バス拡大版 |
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「阪堺拡大版」は、阪堺電車の全線が乗り放題範囲に含まれます。
大阪(天王寺・新今宮)~堺の間も乗れますので、大阪からのアクセスにも使えます。
「南海バス拡大版」の方は、堺市内限定バージョンです。
ちなみに、バスの「追加区間」には、特に有名な観光地はありません。
大阪と堺との間は、JR阪和線、南海電車(本線・高野線)、阪堺電車の3社の鉄道が走っています。
それぞれ、堺側の駅の場所が違います。
堺市の中心地は、南海高野線の「堺東駅」周辺です。バス路線も多く発着しています。
駅近くに市役所があり、その21階が無料展望台になっています。
ちなみに、各鉄道の大阪~堺間の運賃と所要時間はこんな感じです。
阪堺電車(天王寺駅~宿院駅) | 片道230円(約30分) |
南海本線(難波駅~堺駅) | 片道290円(約10分) |
南海高野線(難波駅~堺東駅) | 片道290円(約10分) |
JR阪和線(天王寺駅~堺市駅) | 片道190円(約8分) |
阪堺電車は時間が一番かかりますが、その代わりに独特の雰囲気や風情が楽しめます。途中、住吉大社の前を通りますので、立ち寄りやすいです。
大阪で阪堺電車に乗る場合は、次の駅が便利です(乗り換え駅)。
阪堺電車のりば | 他社 |
天王寺駅前 (堺方面直通電車が発着) |
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阿部野 |
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新今宮駅前 (堺方面へは途中「我孫子道」で乗り換え) |
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観光施設などの優待特典つき
「堺おもてなしチケット」には、対象の観光施設などで、料金の割引や記念品の進呈といった優待が受けられる特典が付いています。
【対象の優待先】
- 町屋歴史館「清学院」(入館料割引)
- 鉄砲鍛冶屋敷(入館料割引)
- 堺伝匠館(2,000円以上の商品購入で記念品進呈)
- さかい利晶の杜(入館料割引)
- 妙國
- 南宗寺(拝観料割引)
- 堺アルフォンス・ミュシャ館(入館料割引)
- 大仙公園「日本庭園」(入園料割引)
- 堺市茶室伸庵(抹茶サービス利用で記念品進呈)
- 堺市博物館(入館料割引)
※優待特典の最新情報は公式サイトなどで確認ください。
※各施設に行く場合は、最新の営業時間、休業日を確認ください。もし入れなくても、切符代の返金はありません。
阪堺電車&南海バス「堺おもてなしチケット」の値段は?
あらためて、「堺おもてなしチケット」の値段はこちら。
大人 | 子供 | |
阪堺拡大版 | 800円 | 400円 |
南海バス拡大版 | 600円 | 300円 |
ちなみに、阪堺電車と南海バスの普通運賃は以下の通りです。
阪堺電車(均一料金) | 大人230円、子供120円 |
南海バス(距離制) | 大人220円~、子供110円~ |
南海バスの運賃は距離制です。市街地で1回乗車すると220円~260円が中心です。
例えば、阪堺電車の「宿院駅」から南海電車「堺東駅」までのバス代は片道220円、仁徳天皇陵の拝所最寄りの「堺市博物館前」までは1回乗り継ぎで片道460円です。
「南海バス拡大版」なら、2~3回の乗車で元が取れます。
「阪堺拡大版」でも、大阪から行き帰りの阪堺電車だけで通常460円しますので、あと堺でバスや電車を1~2回乗れば、お得になります。
ちなみに、阪堺電車だけ乗り放題の1日乗車券は700円です。
これに100円プラスするだけで、バスが乗り放題になるので、「阪堺拡大版」はコスパが良いです。
南海バスのような運賃が距離制だと、特に観光客のようなよそ者は、乗ってる最中、車内の運賃表が気になって気になって、落ち着つかないことがありますが、この点「堺おもてなしチケット」は乗り放題なので、気が楽です。
小銭の両替やチャージの残高を心配する必要もありません。
また、目的地まで直通するバスが無くても、運賃を気にせず何回でも乗り継いで行けますし、もし乗り間違えても無駄な出費はありません。
このように、「堺おもてなしチケット」は値段的なメリットのほか、使い勝手の良さもポイントです。
バスの運賃や経路は南海バスの運賃・経路検索で簡単にわかります。
「堺おもてなしチケット(阪堺拡大版)」に700円追加でJRも乗り放題!「大阪・堺おでかけパス」発売【2024年10月1日~12月28日】
阪堺電車&南海バス「堺おもてなしチケット」の発売期間と有効期間は?
「堺おもてなしチケット」は、いつでも購入できます。
発売期間(買える期間)
※急な変更があるかもしれませんので、念のため、事前に最新の発売状況の確認をおすすめします。
有効期間(使える期間)
※利用当日は、始発便から最終便まで乗り放題できます。
※「堺おもてなしチケット」自体の有効期間は、1年間以上ある場合が多いです(切符に記載)。日付欄はスクラッチ(表面を削る)になっていて、利用当日にその日の年月日を削り取って使います。
阪堺電車&南海バス「堺おもてなしチケット」はどこで買える?(購入方法)
「堺おもてなしチケット」は利用する当日、あるいは事前に、下記の場所で直接購入できます。
阪堺電車や南海バスの車内では買えません。
なお、支払い方法は現金のみです。
大阪市内で買えるところ(阪堺拡大版のみ)
阪堺電車 |
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堺市内で買えるところ
阪堺電車 |
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南海バス |
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観光案内所 |
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観光施設 |
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宿泊施設 |
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阪堺電車&南海バス「堺おもてなしチケット」公式サイト
「堺おもてなしチケット」の発売や最新情報については観光協会の公式サイトで確認ください。
大阪市内の観光と合わせて、堺へも足を延ばす場合は「大阪周遊パス」という切符も便利です。
大阪地下鉄・バスと南海電車など私鉄が乗り放題なるほか、大阪と堺市内の観光施設40か所以上が「無料」で利用できます。
※阪堺電車は利用できません。
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