こんなお悩みにお答えします。
【この記事の内容】
- JR西日本の「WEB早特7チケットレス特急券」というお得な切符を紹介します（内容、値段、発売期間、購入方法、利用方法）。
大阪～福知山・城崎温泉でJRの特急「こうのとり」号で安く移動したいあなたは、「WEB早特7チケットレス特急券」という切符をチェックしてみてください。
これは、乗車する7日前までに、インターネットで予約することで、「こうのとり」号の指定席特急料金が、通常の35％割引になるというものです。
片道1人から利用できて、値段も最安級です。
ここでは、「こうのとり」号向けの「WEB早特7チケットレス特急券」の内容、値段、購入方法（買い方）、利用方法（乗り方）をまとめました。
特急こうのとり「WEB早特7チケットレス特急券」ってどんな切符？
最初に、「WEB早特7チケットレス特急券」がどんな切符なのか、その内容、特徴から紹介していきます。
インターネット購入、発券・受取不要の指定席券
「WEB早特7チケットレス特急券」は、インターネットで予約・購入ができ、切符の発行や受け取りが必要ない指定席特急券です。
あなたのスマホが、指定席券の代わりになります。
※スマホが無くても大丈夫です（後述します）
ちなみに、「こうのとり」号には自由席がありません（全車指定席）。乗車には必ず指定席券が要ります。
片道1人分から購入OK
「WEB早特7チケットレス特急券」は、片道用です。
大阪から福知山・城崎へ、あるいは、城崎・福知山から大阪へ、両方向ともにOK。
そして、1人から使えます。
ただ、発売区間は下記のように限定されています。
【こうのとりWEB早特7チケットレス特急券の発売区間】
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指定席特急料金が通常の3割引
「WEB早特7チケットレス特急券」は、通常（正規）の「こうのとり」指定席料金の約35％割引です。
また、乗車券と合わせても、「こうのとり」号の利用区間では16～19％お得です（後述します）。
発売は乗車7日前まで、数量限定
「WEB早特7チケットレス特急券」の発売は、乗車日の7日前までです。このため、急な旅行には向きません。
そして、座席数も限定です（販売数は非公表）。購入は早い者勝ちです。
特急こうのとり「WEB早特7チケットレス特急券」の発売期間と有効期間は？
こうのとり号に乗れる「WEB早特7チケットレス特急券」の発売期間と有効期間は、下記のとおりです。
発売期間（買える期間）
※発売は、乗車する日の1ヶ月前から7日前まで。
有効期間（使える期間）
※予約した「こうのとり」号のみ利用できます。
特急こうのとり「WEB早特7チケットレス特急券」の値段は？
「こうのとり」号の「WEB早特7チケットレス特急券」の値段はこちら（大人片道1人）。
なお、値段は、利用する時期によって、下記の通りに変わります。
| 通常期 | （下表の値段）±0円 |
| 閑散期 | 通常期－130円 |
| 繁忙期 | 通常期＋130円 |
| 最繁忙期 | 通常期＋260円 |
※時期の区分はこちら。
【通常期の特急料金】
| 「こうのとり」乗車区間 | 正規指定券 | チケットレス |
| 新大阪駅～福知山駅 | 2,390円 | 1,550円 |
| 新大阪駅～豊岡駅 | 2,730円 | 1,770円 |
| 新大阪駅～城崎温泉駅 | 2,730円 | 1,770円 |
| 大阪駅～福知山駅 | 2,390円 | 1,550円 |
| 大阪駅～豊岡駅 | 2,730円 | 1,770円 |
| 大阪駅～城崎温泉駅 | 2,730円 | 1,770円 |
| 尼崎駅～福知山駅 | 2,390円 | 1,550円 |
| 尼崎駅～豊岡駅 | 2,730円 | 1,770円 |
| 尼崎駅～城崎温泉駅 | 2,730円 | 1,770円 |
子供の料金の設定もあります。値段は大人の半額です（1の位の端数は切り捨て）。
このように、「WEB早特7チケットレス特急券」は、正規の指定席特急料金の約35％割引です。
実際に「こうのとり」号に乗る際は、先述のとおり、別に、乗車券（運賃）が必要です。
例えば、天王寺駅から城崎へ行く場合は、こんな感じです。
【大阪駅で「こうのとり」のりかえ】
| 対象の区間 | 切符の種類 | 金額 | 運賃と合計 |
| 運賃（天王寺駅⇒城崎温泉駅） | 乗車券・ICカード残高・（※）定期券 | 3,410円 | ー |
| こうのとり特急料金 （大阪駅⇒城崎温泉駅） |
正規の指定席券（通常期） | 2,730円 | 6,140円 |
| WEB早特7チケットレス特急券 | 1,770円 | 5,180円（16％割引） |
この例では、「WEB早特7チケットレス特急券」で、運賃込みで正規より16％も安くなります。
参考までに、「こうのとり」号の区間だけを利用する場合、正規の値段（運賃＋特急券）や他の切符と比べてみました（通常期）。
| 「こうのとり」 乗車区間 |
運賃 乗車券 |
正規 値段 |
チケットレス |
| 新大阪駅～福知山駅 | 1,980円 | 4,370円 | 3,530円 |
| 新大阪駅～豊岡駅 | 3,080円 | 5,810円 | 4,850円 |
| 新大阪駅～城崎温泉駅 | 3,410円 | 6,140円 | 5,180円 |
| 大阪駅～福知山駅 | 1,980円 | 4,370円 | 3,530円 |
| 大阪駅～豊岡駅 | 3,080円 | 5,810円 | 4,850円 |
| 大阪駅～城崎温泉駅 | 3,410円 | 6,140円 | 5,180円 |
| 尼崎駅～福知山駅 | 1,980円 | 4,370円 | 3,530円 |
| 尼崎駅～豊岡駅 | 3,080円 | 5,810円 | 4,850円 |
| 尼崎駅～城崎温泉駅 | 3,080円 | 5,810円 | 4,850円 |
このように、「こうのとり」号の区間では、「WEB早特7チケットレス特急券」を使うと、正規の16～19％割引でお得です。
「こうのとり」号に1人から誰でもお得に乗れる方法としては、最安級です。
あなたが50歳以上でしたら、「おとなびWEB早特」という切符がお得です。
設定区間が限定されていますが、例えば「大阪駅～城崎温泉駅」だと、乗車券＋こうのとり号特急券込みで4,900円。「WEB早特7チケットレス特急券」も安くつきます。
【参考】大阪から城崎温泉「日帰り」なら、こちらも要チェック。
特急こうのとり「WEB早特7チケットレス特急券」の買い方は？【購入方法】
乗車の7日前までに予約・購入
「こうのとり」号の「WEB早特7チケットレス特急券」は、インターネットのJR西日本予約サイト「e5489」で購入します。
買えるのは乗車日の1ヶ月前から７日前までです。
1人分から最大6人分まで、同時に予約できます。ただし、全員が同じ日時、同じ列車（便）、同じ区間のものに限ります。
「WEB早特7チケットレス特急券」は、発売の座席数があらかじめ設定されていますので、それが売り切れると、列車に空席があっても発売終了になります。
このときは、正規の値段や別の切符なら買える可能性があります。
支払いはクレジットカード限定
「WEB早特7チケットレス特急券」の支払いは、クレジットカード決済限定です。
実際に乗車する本人名義のものでないといけません。
決済のタイミングは、購入手続きが完了した時点です。
※クレジットカードは実体のあるものしか使えません（×バーチャルカード）。
購入はスマホやパソコンから「e5469」で
「WEB早特7チケットレス特急券」の買い方は、ややこしくありません。
購入にあたっては、スマホ（WESTERアプリ）やパソコンから「e5489」にアクセスします。そのトップページ（表紙）の「新規予約」からスタートです。
最初に「こうのとり」の乗車区間と日時を選んで「検索」します。
なお、下の画像はスマホのものですが、パソコンでも基本的に同じです。
次に、「こうのとり」号の便の候補が出ます。便を選ぶと、使える切符の種類と値段、空席状況が一覧で表示されます。
希望する便の「WEB早特7チケットレス特急券」を選んで「検索」します。
あとは、個人情報の確認と支払いだけです。
通常「e5489」は、最初に会員登録して、利用する際にログインが必要ですが、「WEB早特7チケットレス特急券」は会員登録、ログインしなくても利用できます。
あなたが「e5489」会員でしたら、ログインしてください。個人情報の入力など省略できます。
会員でなければ、「氏名（カタカナ）、電話番号、メールアドレス」を入力して、支払い手続きに進みます（規約同意⇒クレジットカード情報の入力⇒決済）。
支払いが完了すると確認メールが届いて、購入の操作は完了です。
変更・払い戻しも「e5489」で操作
「WEB早特7チケットレス特急券」を買った後で、日程や区間、乗車便などを変更したい場合は、未使用で、予約している列車の出発時刻までなら、「e5489」の操作で手続きできます。
ただし、変更できる列車は、その操作日の7日から1ヶ月先までの便に限ります。
なお、変更の操作は、最初に予約した列車から3か月間、何回でも行えます。
（例）1月1日に1月8日の列車を予約された場合、3月31日発の列車までは何度でも変更可能です。ただし、1月10日乗車分に変更される場合、予約変更ができるのは1月3日まで（乗車日の7日前まで）となります。
JR公式サイトより
※「WEB早特7チケットレス特急券」以外の切符には変更できません。
※「WEB早特7チケットレス特急券」を取り消す場合も、予約列車の出発時刻までなら「e5489」で払い戻し手続きの操作ができます（手数料が1人片道340円発生します）。
特急こうのとり「WEB早特7チケットレス特急券」の利用方法（乗り方）は？
出発当日の流れをざっくりとみていきます。
出発駅で乗車券を購入します。
「こうのとり」号に乗る際は、次のものが必要です。
- 「WEB早特7チケットレス特急券」の支払いに使ったクレジットカード（本人確認などに必要になることがあります）。
- 乗車券
- スマホ（「WEB早特7チケットレス特急券」の「提示用画面」を画面に表示）、または、事前に「提示用画面」を印刷したもの（パソコンで予約したときなど）。
乗車券は、当日に出発駅の券売機や窓口で、到着駅（目的地）までのものを買います。
乗車券は、ICOCA（イコカ）などICカード（チャージ残高払い）や、乗車区間の定期券でも大丈夫です。
駅には、それらを改札機に通して入場します。
出発駅と「こうのとり」号の乗車駅が違う場合は、普通電車や快速電車で、乗車駅まで移動します。
e5489の「提示用画面」が、特急券（指定席券）の代わりです。
提示用画面の例
「提示用画面」は「e5489」の「予約一覧画面」のなかにあります。
会員はログインして、会員でない人は「予約の確認」で予約番号などを入力して、表示画面にアクセスできます。
この提示用画面がスマホに表示ができないと、無効とされてしまいます（正規の料金をあらたに取られます）。
このため、充電切れには注意が必要です。
ちなみに、「WEB早特7チケットレス特急券」は、希望の場合は、、駅の「みどりの窓口」や「みどりの券売機」で紙の切符で発行することも可能です。手数料などはかかりません。
この際は、予約番号と購入時のクレジットカードが必要です。
予約した「こうのとり」に乗車します。
「こうのとり」号が到着したら、予約した列車（便）かどうかを確認して、指定の座席に座ります。
あとは、降りる駅まで、気ままに過ごすだけ。
ただ、乗車中に車掌が検札に回ってくることがあります。そのときは、「提示用画面」と乗車券を一緒に見せます。
乗車したときに、準備しておくとスムーズです。
「こうのとり」を降りたら、「WEB早特7チケットレス特急券」はもう不要です。
駅から出る際は、乗車券だけを改札機に通します。
特急こうのとり「WEB早特7チケットレス特急券」公式サイト
特急「こうのとり」の「WEB早特7チケットレス特急券」の最新情報や詳細は、JR西日本の公式サイトで確認ください。
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