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この記事の内容
- 阪神電車利用の「関空アクセスきっぷ(阪神版)」「神戸アクセスきっぷ」を紹介します(内容、値段、発売期間、購入方法)
神戸方面から関西空港へ、または関西空港から神戸方面へ、アクセスする交通手段には、高速バス、鉄道、乗合タクシー、高速船と、いろいろ選択肢があります。
このなかで、とにかく交通費を安く抑えたいというあなたには、阪神電車と南海電車を利用する「関空アクセスきっぷ(阪神版)」「神戸アクセスきっぷ」がおすすめです。
神戸~関空では一番格安の移動方法になります。
芦屋、西宮、尼崎との間でもお得です。
ここでは、この「関空アクセスきっぷ(阪神版)」「神戸アクセスきっぷ」の内容と値段、は発売期間、購入方法をまとめました。【2023年版】
阪神・南海「関空/神戸アクセスきっぷ」ってどんな切符?
「関空アクセスきっぷ(阪神版)」と「神戸アクセスきっぷ」はともに、関西空港と神戸の三宮との間で、阪神電車と南海電車とを大阪の難波で乗り継いで移動する片道用の割引乗車券です。
- 「関空アクセスきっぷ(阪神版)」は、神戸方面⇒関西空港の片道用
- 「神戸アクセスきっぷ」は、関西空港⇒神戸方面の片道用
切符の違いは、移動の方向だけです。内容や値段は全く同じです。
【「関空アクセスきっぷ(阪神版)」「神戸アクセスきっぷ」の有効区間】
- 阪神電車の各駅~大阪難波駅の片道
- 南海電車の難波駅~関西空港駅の片道
※実際の切符は、阪神用と南海用のものが1枚ずつセットになっています。
※有効区間では乗り放題(乗り降り自由)ではありません。乗車は1回のみで、難波駅以外で途中下車する(改札口から駅の外に出る)と無効になります。
※阪神電車の「大阪難波駅」(近鉄と同じ駅)と南海電車の「難波駅」との間は歩いて、10分弱かかります。
阪神・南海「関空/神戸アクセスきっぷ」の値段は?(2023年版)
値段は一律、ワンプライス
「関空アクセスきっぷ(阪神版)」「神戸アクセスきっぷ」の値段はこちら。
大人用のみの発売で、乗車区間に関係なく一律です。
大人 | 1,150円 |
※南海特急「ラピート」には乗れません。別に特急券(520円)を買うと利用できます。
通常運賃の6~15%割引で安い!
阪神電車の主な駅~関西空港の通常の運賃で移動した場合と、「関空アクセスきっぷ(阪神版)」「神戸アクセスきっぷ」を比較してみました。
表のように、神戸三宮駅から15%割引をはじめ、千鳥橋駅までの各駅では6~15%安くなります。
ただし、西九条駅~桜川駅の駅では、メリットはありません。
出発駅/目的駅 | 阪神 | 南海 | 通常合計 | アクセスきっぷ | |
元町駅 | 420円 | 930円 | 1,350円 | 1,150円 | 15%割引 |
神戸三宮駅 | 420円 | 930円 | 1,350円 | 1,150円 | 15%割引 |
芦屋駅 | 390円 | 930円 | 1,320円 | 1,150円 | 13%割引 |
西宮駅 | 370円 | 930円 | 1,300円 | 1,150円 | 12%割引 |
甲子園駅 | 370円 | 930円 | 1,300円 | 1,150円 | 12%割引 |
尼崎駅 | 340円 | 930円 | 1,270円 | 1,150円 | 9%割引 |
千鳥橋駅 | 290円 | 930円 | 1,220円 | 1,150円 | 6%割引 |
西九条駅 | 220円 | 930円 | 1,150円 | 1,150円 | トントン |
※「阪神」は大阪難波駅までの片道運賃、「南海」は難波駅~関西空港駅の片道運賃です。
神戸~関空のアクセス手段では最安!
つぎに、「関空アクセスきっぷ(阪神版)」「神戸アクセスきっぷ」の値段を、他の神戸三宮~関西空港のアクセス方法と比べてみました。
アクセス手段 | 利用区間 | 運賃・料金 | 所要時間 |
JR普通運賃 | 三ノ宮駅~関西空港駅 | 1,740円 | 約105分 |
阪神&JR(西九条経由) | 神戸三宮駅~関西空港駅 | 1,530円 | 約110分 |
空港バス | 神戸三宮~関西空港 | 2,000円 | 約65分 |
ポートライナー&船 | 三宮駅~関西空港 | 1,880円 | 約60分 |
乗合タクシー(MK) | 神戸市中央区~関西空港 | 2,500円 | 平均90~120分 |
アクセスきっぷ | 神戸三宮駅~関西空港駅 | 1,150円 | 約110分 |
このように、「関空アクセスきっぷ(阪神版)」「神戸アクセスきっぷ」は最安です(往復割引などを含めても)。
ただ、途中で乗り換え(1~2回)があり、所要時間が比較的長めです。
阪神・南海「関空/神戸アクセスきっぷ」の発売期間と有効期間は(2023年版)
発売期間(買える期間)
「関空アクセスきっぷ(阪神版)」「神戸アクセスきっぷ」は、下記の期間で発売されています。
2023年(令和5年)4月1日~9月30日
有効期間(使える期間)
【2023年版】
関空アクセスきっぷ | 2023年(令和4年)4月1日~10月31日の好きな1日 |
神戸アクセスきっぷ | 購入した日から翌月末日までの好きな1日 |
「関空アクセスきっぷ(阪神版)」「神戸アクセスきっぷ」とも、日付の入っていない阪神電車用と南海電車用の切符が2枚セットになっています。
上記の有効期間中でしたら、それぞれの使用日が別々でも大丈夫です。
阪神・南海「関空/神戸アクセスきっぷ」はどこで買える?(購入方法)
「関空アクセスきっぷ(阪神版)」「神戸アクセスきっぷ」は、下記の場所で利用当日、あるいは事前にでも購入できます。
発売駅以外から利用するときは、前日までに買っておく方が良いです。
もし購入した後で使わなくなった場合は、すべて未使用(台紙も付けて)で有効期間内でしたら発売場所で払い戻しを受けられます。ただし手数料(300円)がかかります。
神戸方面から関西空港へ(関空アクセスきっぷ)
- 阪神電車の大阪梅田駅、尼崎駅、甲子園駅、御影駅、神戸三宮駅の駅長室
- 阪神電車サービスセンタ-(神戸三宮駅西口)
関西空港から神戸方面へ(神戸アクセスきっぷ)
- 南海電車の関西空港駅窓口
阪神・南海「関空/神戸アクセス」公式サイト
「関空アクセスきっぷ(阪神版)」「神戸アクセスきっぷ」の最新情報は、南海電車の公式サイトで確認ください。
「関空アクセスきっぷ(阪神版)」「神戸アクセスきっぷ」は、時間がかかっても、乗り換えの手間があってもいいから、とにかく神戸~関空の交通費を安く移動したいというときは検討してみてください。
買える場所が少ない点が不便ですが、この格安さは魅力的です。前もって買っておくこともできますので、上手く活用しましょう。
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