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【この記事の内容】
- 能勢電鉄の「妙見の森フリーパス」という切符を紹介します(内容、値段、発売期間、購入方法)。
大阪・能勢の妙見山(みょうけんさん)へ参拝やレジャーに、電車で安く出かけたい…というあなたは、能勢電鉄の「妙見の森フリーパス」という切符を、とりあえずチェックください。
これは、京都、大阪、神戸、宝塚方面から能勢・妙見山へまでアクセスの電車とケーブルカー、リフトがセットで乗り放題の1日乗車券です。
普通に往復するよりも4割もお得で、京阪神から妙見山へは最安です。
ここでは、「妙見の森フリーパス」の内容と値段、発売期間、購入方法をまとめました。【2023年版】
「妙見の森フリーパス」の発売は終了しました(2023年12月3日)。
また、妙見の森ケーブルカー、リフトも廃止になりました。
能勢妙見山とは?
大阪の能勢にある妙見山は、標高は610mとそれほど高くありません。
その山の上に、長い歴史がある北極星を祀る日蓮宗の霊場があります。鳥居が建っていますが、実際はお寺です。
そのお寺までは、山の麓から登山道やケーブルカー、リフトが整備されていて便利です。
妙見ケーブルカー、リフト、バーベキュー場など「妙見の森」の関連施設は、営業終了(廃業)しました(2023年12月3日)。
能勢電鉄「妙見の森フリーパス」ってどんな切符?
京阪神~妙見山の上まで1日乗り放題!
「妙見の森フリーパス」は、京都、大阪、神戸、宝塚方面から妙見山の上まで、アクセスに利用する電車、ケーブルカー、リフトがセットになった1日乗車券です。
出発地によって、3種類が用意されています。
- 「能勢版」:能勢電鉄の沿線から
- 「阪急版」:京都、大阪、神戸、宝塚方面の阪急電車の沿線から
- 「大阪モノレール版」:吹田、茨木、門真方面の大阪モノレールの沿線から
「妙見の森フリーパス」の3種類は、下図の範囲でそれぞれ乗り放題(乗り降り自由)です。
妙見山へ行って帰るだけではなく、いろんな使い方ができますよ。
【乗り放題の範囲】
能勢版 |
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阪急版 |
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大阪モノレール版 |
|
「阪急版」と「大阪モノレール版」は、阪急電車の全線が乗り放題範囲ですので、妙見山のついでに、梅田や京都、神戸などへも足をのばせます。
妙見山へのアクセス方法、電車の最寄駅
妙見山へのアクセスは、電車の場合、能勢電鉄の「妙見口駅」が最寄駅になります。
能勢電鉄は阪急電車の「川西能勢口駅」から出ています。「妙見口駅」までは約30分、大阪梅田駅からは1時間弱で着きます。
そして、妙見山に登るケーブルカーは「妙見口駅」から少し離れた「黒川駅」に発着します。
妙見口駅~黒川駅は路線バスで5分(阪急バス、170円)。歩くと約20分です。
※「妙見の森フリーパス」には、このバスの運賃は含まれていません。
ケーブルカーで山上駅についたら、リフトを乗り継いで、妙見山の山頂に向います。
- 「妙見ケーブル」(黒川駅~山上駅、0.6㎞、約5分)
- 「妙見リフト」(ふれあい広場~妙見山、0.6㎞ 約12分)
※JR沿線からアクセスする場合は、大阪駅、三ノ宮駅、宝塚駅などで阪急電車に乗り換えるほか、「川西池田駅」下車も便利です。「川西能勢口駅」とつながっています(徒歩数分)。
妙見山の御守り授与など優待特典も!
「妙見の森フリーパス」には、特典として、妙見山をはじめ、能勢電鉄の沿線にある対象の施設や社寺、飲食店などで、料金の割引などの優待が受けられるクーポン券が付いています。
【主な優待先】
- 能勢妙見山(開運御守り札授与)
- 妙見の森バーベキューテラス(バーベキューセット100円引き)
- 妙見の森山上の足湯(入浴無料)
- 川西市郷土館(入館割引)【山下駅下車】
- 多田神社(御守り授与)【多田駅下車】
- 美健SPA湯櫻(温泉入浴料割引)【絹延橋駅下車】 など
※詳細は公式サイトで確認ください(下方にリンクがあります)
能勢電鉄「妙見の森フリーパス」の値段は?(2023年版)
「妙見の森フリーパス」(2023年版)の値段は表のとおりです。
大人用のみの発売です。
能勢版 | 1,200円 |
阪急版 | 1,600円 |
大阪モノレール版 | 2,000円 |
この「妙見の森フリーパス」の値段がどれくらいお得なのかを、通常の場合と比べてみました。
川西能勢口駅からでも47%もお得
まず、妙見山へアクセスする場合の能勢電鉄(川西能勢口駅~妙見口駅)、ケーブルカー、リフトの通常運賃は、それぞれこのようになっています。
交通機関 | 片道 | 往復 |
能勢電鉄(川西能勢口~妙見口) | 330円 | 660円 |
妙見の森ケーブル(黒川~ケーブル山上) | 400円 | 800円 |
妙見の森リフト(ふれあい広場~妙見山) | 400円 | 800円 |
通常合計 | 1,130円 | 2,260円 |
妙見の森フリーパス【能勢版】 | 1,200円 47%割引 |
全部利用したとすると、川西能勢口駅~妙見山を往復するだけで2,260円。ケーブルカーとリフトの運賃が高いので、意外とかかります。
この区間は、ちょうど「妙見の森フリーパス」(能勢版)がカバーしているので、これを使うと、1,200円で済みます。47%もお得です
ケーブルカーやリフトを片道だけ利用しても、まだ安いです。
また、「妙見の森フリーパス」は乗り放題ですので、能勢電鉄の沿線で乗り降りすれば、さらにお得さが増します。
【参考】能勢電鉄の主な区間の運賃(大人片道)
初乗り運賃 | 160円 |
川西能勢口駅~多田駅・平野駅 | 230円 |
川西能勢口駅~山下駅 | 290円 |
川西能勢口駅~日生中央駅 | 320円 |
日生中央駅~妙見口駅 | 270円 |
妙見口駅~山下駅 | 190円 |
妙見口駅~多田駅 | 270円 |
阪急・モノレール沿線からは約4割引
阪急電車や大阪モノレールの沿線からも「妙見の森フリーパス」はお得です。
主な駅からアクセスした場合の運賃(往復)と「妙見の森フリーパス」の値段とを比べるとこんな感じです。
発着駅 | 阪急 | モノレール | 川西~妙見 | 通常合計 | 妙見の森パス | |
大阪梅田 | 560円 | ― | 2,260円 | 2,820円 | 1,600円 | 43%割引 |
神戸三宮 | 660円 | ― | 2,260円 | 2,920円 | 1,600円 | 45%割引 |
河原町 | 1,080円 | ― | 2,260円 | 3,340円 | 1,600円 | 52%割引 |
宝塚 | 400円 | ― | 2,260円 | 2,660円 | 1,600円 | 40%割引 |
千里中央 | 400円 | 580円 | 2,260円 | 3,240円 | 2,000円 | 38%割引 |
万博公園 | 400円 | 760円 | 2,260円 | 3,420円 | 2,000円 | 45%割引 |
門真市 | 400円 | 1,000円 | 2,260円 | 3,660円 | 2,000円 | 44%割引 |
※「阪急」は発着駅~川西能勢口駅の往復普通運賃
※「モノレール」は発着駅~蛍池駅の往復普通運賃
※「川西~妙見」は川西能勢口駅~妙見リフトの往復運賃の合計
このように「妙見の森フリーパス」を使うと40%以上の割引です。
実際は乗り放題ですので、乗り降りを繰り返せば、もっとお得になります。
「妙見の森フリーパス」は、能勢の妙見山へ電車とケーブルカーで行く場合の最安手段だといえます。
能勢電鉄「妙見の森フリーパス」の発売期間と有効期間は?(2023年版)
発売期間(買える期間)
「妙見の森フリーパス」は、期間限定の発売です。
2023年(令和5年)3月18日~12月3日
※「妙見の森フリーパス」は発売枚数も限定されています(数量は非公表)。万一売り切れた場合は、上記期間中でも、その時点で発売は終了します。
妙見ケーブルカーとリフト、山上の行楽施設は、毎週水曜日・木曜日が定休日です(祝日の場合は除く、3月29日と3月30日、4月5日と4月6日は営業)。
また、天候などで営業予定が変更になることもありえますので、出かける前に最新情報の確認をおすすめします。
現地に行ってみて、休業等で利用できなくても、切符は払い戻ししてもらえません。
有効期間(使える期間)
2023年(令和5年)3月18日~12月3日のうちの好きな1日
※利用当日は始発から終発まで乗り放題できます。
能勢電鉄「妙見の森フリーパス」はどこで買える?(購入方法)
「妙見の森フリーパス」は下記の場所で、出かける当日に、あるいは事前に購入できます。
能勢版 |
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阪急版 |
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大阪モノレール版 |
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※買ったあとで使わなくなった場合は、有効期間内で全て未使用でしたら、発売場所で払い戻ししてもらえます(手数料がかかります)。
能勢電鉄「妙見の森フリーパス」公式サイト
「妙見の森フリーパス」の最新情報や妙見山の案内は、能勢電鉄の公式サイトで確認ください。
北極星の神様をまつる妙見山。北極星は動かない目標となる星なので、運命を切り開いて人生を正しい方向に導いてくれるというご利益があるのだとか。
参拝だけでも訪れる値打ちはありそう。電車で出かけるときは「妙見の森フリーパス」でアクセスください。
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