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【この記事の内容】
- 「KANSAI MaaS ワンデーパス」という1日乗車券を紹介します(内容、値段、発売期間、買い方、使い方)。
2025年3月、春休みの観光などで、関西の大阪、京都、神戸、奈良の4都市を電車でめぐるなら期間限定発売の「KANSAI MaaS(関西マース) ワンデーパス」という切符は必見です。
これは、JR西日本と関西の私鉄の7社が、スマホのQRコード1つで乗り放題できる1日乗車券です。
ここでは、「KANSAI MaaS ワンデーパス」の内容、値段、発売期間、購入方法、利用方法をまとめました。
「KANSAI MaaS(関西マース) ワンデーパス」ってどんな切符?
はじめに、「KANSAI MaaS (関西マース)ワンデーパス」ってどんな切符なのか、その内容から紹介します。
購入、利用にスマホが必要なQRコード乗車券
「KANSAI MaaS ワンデーパス」は、紙の切符ではなく、デジタル乗車券(電子きっぷ)です。
「KANSAI MaaS(関西マース)」というアプリで購入して、あなたのスマホにQRコードを表示させて使います(チケットレス)。
このため、「KANSAI MaaS ワンデーパス」を利用するには、このアプリとインターネットにつながるスマホが必須になります。
また、支払方法は、クレジットカードのみです。
「KANSAI MaaS(関西マース)」とは、関西の鉄道7社が中心となった協議会が運営しているお出かけ情報アプリです。
QRコードのデジタル乗車券や観光施設の入場券なども発売しています。
アプリは「App Store」「Google Play」から無料ダウンロードできます。
大阪、京都、神戸、奈良でJRと私鉄の7社が乗り放題!
「KANSAI MaaS ワンデーパス」では、大阪、京都、神戸、奈良にまたがる下記の鉄道7社の路線が1日乗り放題できます(乗り降り自由)。
JR西日本 |
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大阪メトロ |
※「夢洲駅」でも乗り降りOK |
近鉄電車 |
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京阪電車 |
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南海電車 |
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阪急電車 |
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阪神電車 |
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※JRと南海電車は、利用できる路線が限定的なので注意が必要です。
※乗り放題の範囲外へ乗り越した場合は、境界の駅からの通常運賃がかかります(自動精算機は使えません。窓口で精算)。
QR1日乗車券「KANSAI MaaS ワンデーパス」の発売期間と有効期間は?
「KANSAI MaaS ワンデーパス」の発売期間と有効期間は、下記の通りです。
発売期間(買える期間)
有効期間(使える期間)
※利用当日の始発から終電まで乗り放題できます。
乗り放題「KANSAI MaaS ワンデーパス」の値段はいくら?
あらためて、「KANSAI MaaS ワンデーパス」の値段はこちらです。大人用のみの発売です。
大人 | 3,000円 |
見るからに安いですが、参考までに、値ごろ感をイメージできるように、主な区間の通常運賃を挙げてみました。
【通常運賃の例】
主な区間 | 片道運賃 | |
JR | 新大阪駅~大阪駅 | 170円 |
JR | 大阪駅~ユニバーサルシティ駅・桜島駅 | 190円 |
メトロ | 新大阪駅・梅田駅・難波駅・天王寺駅~夢洲駅 | 430円 |
メトロ | 梅田駅~難波駅 | 240円 |
近鉄 | 大阪難波駅~奈良駅 | 680円 |
近鉄 | 大阪難波駅~榛原駅 | 1,000円 |
近鉄 | 京都駅~奈良駅 | 760円 |
近鉄 | 京都駅~橿原神宮前駅 | 1,070円 |
近鉄 | 大阪阿部野橋駅~飛鳥駅 | 850円 |
京阪 | 淀屋橋駅~出町柳駅 | 490円 |
京阪 | 淀屋橋駅~宇治駅 | 430円 |
南海 | 難波駅~堺駅 | 290円 |
南海 | 難波駅~中百舌鳥駅 | 350円 |
阪急 | 神戸三宮駅~京都河原町駅 | 640円 |
阪急 | 大阪梅田駅~嵐山駅 | 410円 |
阪神 | 大阪難波駅~神戸三宮駅 | 420円 |
使えるのは1日だけなので、遠出する場合に、元は取りやすいです。
QR1日乗車券「KANSAI MaaS ワンデーパス」はどこで買える?(買い方・購入方法)
「KANSAI MaaS ワンデーパス」は、先述の通り、「KANSAI MaaS(関西マース)」というアプリでのみ発売しています。
購入は、利用する1ヶ月前の朝10時から当日までできます。
支払い方法は、クレジットカードのみです
買い方は簡単です。
「KANSAI MaaS」アプリを開いて、「チケット(チケット一覧)」のなかから「KANSAI MaaS ワンデーパス」を選んで「購入手続きに進む」を押下します。
購入数(最大4枚)と利用予定日を選択し、最後にクレジットカード番号を入力して終了です。ほどなく確認メールが届きます。
利用日、人数の変更は、未使用で利用当日の16時までなら、KANSAI MaaSアプリの操作で可能です。手数料はかかりません。
ただ、払い戻し(取り消し)する場合は、手数料220円が発生します。
「KANSAI MaaS」を初めて使う際は、会員登録が必要です。
登録画面で規約同意したあと、メールアドレス認証⇒パスワード設定し、あなたの基本情報を入力します。
その項目はこちら。
- 名前(漢字、フリガナ)※必須
- 電話番号
- 性別 ※必須
- 生年月日
- 居住国
- 郵便番号
- アンケート(メールマガジンの要否、興味関心)
- ICカード番号(ICOCA、PiTaPa)※任意
名前と性別だけが必須です。これだけで「KANSAI MaaS」のほとんどの機能が使えます。
「KANSAI MaaS ワンデーパス」の購入には、電話番号、生年月日、郵便番号、ICOCA番号の登録が必要です。
QRコード式「KANSAI MaaS ワンデーパス」の使い方は?(利用方法)
「KANSAI MaaS ワンデーパス」を利用する当日は、まず「KANSAI MaaS」アプリにある購入済みのチケットの中から「KANSAI MaaS ワンデーパス」を選んで「利用開始」します。
JR、地下鉄を利用するときは、改札機を通る前に、「KANSAI MaaS」アプリの購入済みチケットから「KANSAI MaaS ワンデーパス」を選んで「QRコードを表示」を押します。
すると、スマホの画面にQRコードが表示されるので、それを直接「QR」対応の自動改札機の読み取り場所にタッチして、出入りします。
QRコードは出入りの度に表示させる必要があります。出しっぱなしにはできません(時間制限あり)。また、スクショしたものや紙に印刷したものは使えません。
「QR」対応でない改札機は通れません(すべての改札機が対応しているとは限りません)。
JRの駅の一部は、まだ「QR」対応の改札機が無いところがあります。この場合は、改札口の近くにQRコードが掲示されているので、それをスマホで読み取って、表示された画面を駅員に見せて改札を通ります。
JR新大阪駅の「新幹線のりかえ口」、鶴橋駅の「JR・近鉄乗換改札口」では利用できません。
QR1日乗車券「KANSAI MaaS ワンデーパス」公式サイト
1日乗車券「KANSAI MaaS(関西マース) ワンデーパス」の最新情報は、JR西日本の公式サイトで確認ください。
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