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【この記事の内容】
- 「阪神・山陽 シーサイド1dayチケット」という切符を紹介します(内容、値段、発売期間、購入方法)。
大阪~神戸~明石~姫路を、費用を節約して電車移動したいあなたは、「阪神・山陽 シーサイド1dayチケット」という切符は、要チェックです。
この切符は、阪神電車、山陽電車の1日乗車券です。大阪~神戸~明石~姫路を1日乗り放題できます。
値段も格安で、区間によっては往復するだけでもお得。使い方次第では、かなりの交通費節約が期待できます。
ここでは、「阪神・山陽 シーサイド1dayチケット」の内容と値段、発売期間、購入方法を紹介します。【2025年版】

「阪神・山陽 シーサイド1dayチケット」ってどんな切符?
「阪神・山陽 シーサイド1dayチケット」とは、大阪~神戸~明石~姫路を走る阪神電車と山陽電車の全線が乗り放題の1日乗車券です。
沿線では自由に乗り降りできますので、特に観光や仕事の外回りなど、1日のうちに何か所かをまわるようなときに向いています。
大阪~姫路では、往復するだけでも、通常の運賃より安くつきます。
具体的な利用できる区間、乗り放題の範囲は下図のとおりです。
- 阪神電車の全線(神戸高速線の西代駅~元町駅間を含む)
- 山陽電車の全線
※阪神電車と山陽電車は相互に直通(乗り入れ)しています。
「阪神・山陽シーサイド1dayチケット」は、一般的な磁気カード版と、スマホのQRコードで乗り降りするデジタル版の2つのタイプがあります。
内容は同じですが、値段はデジタルの方が安いです。
また、デジタル版で発券しません。
スマホが切符になりますので、利用の際は、インターネットにつながるスマホが必須です(チケットレス)。
「阪神・山陽シーサイド1dayチケット」の発売期間と有効期間は?(2025年版)
「阪神・山陽シーサイド1dayチケット」の発売期間と有効期間は、下記のとおりです。
発売期間(買える期間)
2025年(令和7年)4月1日〜2026年(令和8年)3月31日
※2025年3月31日までは【2024年版】の発売です(2025年4月30日まで有効)。
有効期間(使える期間)
2025年(令和7年)4月1日〜2026年(令和8年)4月30日のうちの好きな1日(デジタル版は購入日から3か月以内)。
※利用当日は始発から終電まで乗り放題できます。
「阪神・山陽 シーサイド1dayチケット」の値段は?(2025年版)
「阪神・山陽シーサイド1dayチケット」のカード版、QRコードのデジタル版、それぞれの値段はこちら。
大人用のみの発売で、子供用はありません。
磁気カード版 | 2,450円 |
デジタル版 | 2,300円 |
デジタル版の場合、片道1,151円以上する区間を単純に往復するだけでも、「阪神・山陽シーサイド1dayチケット」の方が安くつきます。
値ごろ感の参考までに、阪神電車、山陽電車の主な区間の通常運賃はこんな感じです(大人片道)。
利用区間 | 片道運賃 |
運賃幅 | 阪神電車:160~420円 神戸高速線:140~160円 山陽電車:170~860円 |
大阪梅田駅~姫路駅 | 1,350円 |
大阪難波駅~姫路駅 | 1,440円 |
西九条駅~姫路駅 | 1,340円 |
尼崎駅~姫路駅 | 1,320円 |
西宮駅~姫路駅 | 1,300円 |
芦屋駅~姫路駅 | 1,270円 |
大阪梅田駅~甲子園駅 | 280円 |
大阪難波駅~甲子園駅 | 370円 |
大阪梅田駅~神戸三宮駅 | 330円 |
神戸三宮駅~明石駅 | 630円 |
大阪梅田駅~明石駅 | 960円 |
姫路駅~明石駅 | 740円 |
姫路駅~神戸三宮駅 | 1,020円 |
姫路駅~甲子園駅 | 1,300円 |
例えば、大阪梅田駅~姫路駅なら往復するだけで15%、難波駅からは20%お得です。
往復では損な区間でも、乗り放題を生かして、乗り降りをすればするほど、お得になります。元は取りやすいと思います。
ちなみに、大阪~神戸~姫路の間はJRも走っています。その主な区間の普通運賃はこちら(大人片道)。
JRの場合 | 普通運賃 |
大阪駅~姫路駅 | 1,460円 |
JR難波駅~姫路駅 | 1,640円 |
西九条駅~姫路駅 | 1,640円 |
尼崎駅~姫路駅 | 1,460円 |
大阪駅~三ノ宮駅 | 420円 |
大阪駅~明石駅 | 960円 |
三ノ宮駅~明石駅 | 410円 |
三ノ宮駅~姫路駅 | 990円 |
明石駅~姫路駅 | 660円 |
JR大阪駅~姫路駅の往復と比べると、「阪神・山陽シーサイド1dayチケット」の方が2割もお得です。
ただ、安い分、所要時間がかかります。
時間が限られているときの利用は、注意が必要です。
大阪~姫路 | 大阪~明石 | 大阪~三宮 | |
JR「新快速」 | 約60分 | 約40分 | 約21分 |
阪神「直通特急」 | 約100分 | 約70分 | 約30分 |
「阪神・山陽シーサイド1dayチケット」はどこで買える?(購入方法)
「阪神・山陽シーサイド1dayチケット」の磁気カード版は、下記の場所で利用する当日でも、事前にでも購入できます。
ただ、場所は限定されています。大阪や三宮など阪神地区では買えません。
近くに発売場所がない場合は、デジタル版をインターネットで購入ください。
磁気カード版 |
|
なお、磁気カード版の支払い方法は現金のみです。
「阪神・山陽シーサイド1dayチケット」のデジタル版は、スマホやパソコンからインターネットの「スルッとQRtto(クルット)」にアクセスして購入できます(24時間受付)。
利用当日でも大丈夫です。操作は簡単です。
支払い方法はクレジットカードのみです。
ただ、デビットカードも使える場合があります(登録してみて、支払いできればOK)。
※購入した後で取り消し(払い戻し)したいときは、購入後3カ月以内で「利用開始」の操作前でしたら、手数料なしでインターネット上で手続きできます。実際の返金は、カード会社の処理タイミングによります。
デジタル版「阪神・山陽シーサイド1dayチケット」の使い方
デジタル版の利用当日(午前3時以降)になったら、最初にあなたのスマホから「スルッとQRtto」にアクセスして、購入した「三宮・姫路1dayチケット」の「利用開始する」をタップ(押下)します。
すると、「三宮・姫路1dayチケット」のQRコードがスマホの画面に表示されます。
これ以降、電車を利用する際は、このQRコードを「QR」表示のある改札機の読み取り場所に直接タッチして出入りします。
※改札機のすべてが「QR」対応とは限りません。
なお、QRコードは乗車から下車までずっと表示しっぱなしにはできません。時間制限(1分間)があるので、改札を通るたびに立ち上げる必要があります。
※スクショ(画面撮影)したり、紙に印刷したQRコードは使えません。
「阪神・山陽シーサイド1dayチケット」公式サイト
「阪神・山陽シーサイド1dayチケット」の最新情報については、阪神電車、山陽電車の公式サイトで確認ください。

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