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【この記事の内容】
- 「海の京都、天橋立・伊根フリーパス」という切符を紹介します(内容、値段、発売期間、購入方法)。
日本三景の「天橋立」や”舟屋”の街並で有名な「伊根町」など、京都の丹後地方を、できるだけ交通費を節約して観光したいあなたに、「海の京都、天橋立・伊根フリーパス」という切符を紹介します。
これは、地元のローカル線、京都丹後鉄道(丹鉄)や路線バスの乗り放題のほか、天橋立見物のケーブルカーや観光船、伊根湾めぐりの遊覧船などがセットで割引になったものです。
1日用と2日用が用意されています。特に2日用は格安なので、泊りがけの旅行にはおすすめです。
ここでは、「海の京都、天橋立・伊根フリーパス」の内容と値段、発売期間、購入方法をまとめました。
「海の京都、天橋立・伊根フリーパス」ってどんな切符?
「海の京都、天橋立・伊根フリーパス」は、丹後地方の特に天橋立と伊根町の観光に、鉄道や路線バス、遊覧船などがセットでお得に周遊できる割引切符です。
「1日用」と「2日用」があります。
なお、大阪や京都などから丹後地方までの交通アクセスは付いてません。
京都丹後鉄道が乗り放題!特急も利用OK!
「海の京都、天橋立・伊根フリーパス」は、丹後地方を走る京都丹後鉄道(丹鉄)の全線(下図)が乗り放題です。
普通列車や快速列車はもちろん、通常は別料金が必要な特急列車(たんごリレー号)の自由席にも乗れます。
※京都丹後鉄道は、JRの豊岡駅、福知山駅、西舞鶴駅で接続しています。京阪神方面からのアクセスは良いです。
※特急の指定席や観光列車(くろまつ号、あかまつ号)、通勤ライナーは利用できません。追加料金が必要です。なお、特急列車の「はしだて」号は全車指定席です。
天橋立見物の傘松ケーブルや観光船、路線バスもセット!
「海の京都、天橋立・伊根フリーパス」では、下記の交通機関も利用できます。「傘松公園ケーブルカー・リフト」以外は乗り放題です。
- 天橋立観光船(海から天橋立見物):宮津桟橋~天橋立桟橋~一の宮桟橋(傘松公園)
- 傘松公園ケーブルカー・リフト(山上から天橋立を「股のぞき」)【往復利用のみ】
- 路線バス(丹後海陸交通):宮津駅~天橋立駅前~天橋立ケーブル下~伊根湾めぐり・日出~伊根
- 伊根湾めぐり遊覧船
このほか「海の京都、天橋立・伊根フリーパス」で、下記の特典も受けられます。
- 成相寺登山バスの割引(大人往復720円⇒400円)
- 天橋立レンタサイクル(天橋立桟橋、一の宮桟橋)の料金割引(1時間400円⇒200円)
※成相(なりあい)寺は西国第二十八番札所のお寺で、傘松公園の背後の山上にあります。傘松公園からバスで約7分。入山料として大人500円が別に必要です。
「海の京都、天橋立・伊根フリーパス」の値段は?
「海の京都、天橋立・伊根フリーパス」の値段は次の通りです。
大人 | 子供 | |
1日用 | 3,550円 | 1,780円 |
2日用 | 4,550円 | 2,280円 |
2日用は1日用に1,000円プラスするだけです。
ちなみに、「海の京都、天橋立・伊根フリーパス」を使わずに、京都丹後鉄道やバスなど普通に利用した場合、運賃や料金はこのようになります。
(丹鉄)初乗り運賃 | 150円~250円 |
(丹鉄)福知山駅~宮津駅 | 700円 |
(丹鉄)豊岡駅~宮津駅 | 1,300円 |
(丹鉄)西舞鶴駅~宮津駅 | 600円 |
(丹鉄)特急料金・自由席(乗車券にプラス) | 350円~1,000円 |
(バス)初乗り運賃 | 150円 |
(バス)宮津駅~道の駅「海の京都宮津」(宮津桟橋) | 150円 |
(バス)宮津駅・天橋立駅~天橋立ケーブル下 | 400円 |
(バス)宮津駅・天橋立駅~伊根 | 400円 |
(バス)天橋立ケーブル下~伊根 | 200円 |
傘松公園ケーブルカー・リフト | 片道340円 往復680円 |
(天橋立観光船)宮津桟橋~天橋立桟橋 | 片道500円 往復900円 |
(天橋立観光船)天橋立桟橋~一の宮桟橋(傘松公園) | 片道700円 往復1,200円 |
(天橋立観光船)宮津桟橋~一の宮桟橋(傘松公園) | 片道1,200円 往復2,000円 |
伊根湾めぐり遊覧船 | 1,000円 |
宮津駅~(バス)~道の駅「海の京都・宮津」=宮津桟橋~(観光船)~傘松公園(ケーブル・リフト)の単純な往復だけで、2,980円します。
宮津駅までの往復の丹鉄代を足すと、天橋立見物だけで「海の京都、天橋立・伊根フリーパス」の元は取れます。
さらに伊根まで足をのばしたり、乗り放題を生かした使い方をすると、かなりお得です。
「海の京都、天橋立・伊根フリーパス」の発売期間と有効期間は?
「海の京都、天橋立・伊根フリーパス」の発売期間と有効期間は、以下の通りです。
発売期間(買える期間)
※発売終了日は決まっていません。念のため、公式サイトなどで最新の発売情報を確認ください。
有効期間(使える期間)
「1日用」は利用開始当日限り。
「2日用」は利用開始当日とその翌日(連続した2日間)。
※利用当日は、始発便から最終便まで乗り放題できます。
「海の京都、天橋立・伊根フリーパス」はどこで買える?(購入方法)
「海の京都、天橋立・伊根フリーパス」は、下記の場所で購入できます。
現地の駅窓口などで
京都丹後鉄道 |
※京阪神や城崎方面からJRで行く場合は、「福知山駅」「豊岡駅」「西舞鶴駅」で下車して、丹鉄駅の窓口で「海の京都、天橋立・伊根フリーパス」を買ってください。 |
丹後海陸交通 |
|
※宮津駅と天橋立駅では、クレジットカード払いが可能です。
インターネットで
「海の京都、天橋立・伊根フリーパス」は、インターネットでも買うことができます。
予約(購入)を完了させると「引換クーポン」が発行されます。それを利用当日に駅(上記の発売駅)へ持参して、「海の京都、天橋立・伊根フリーパス」の現物と引き換えるという流れとなります。
※チケットレスではありません。
「海の京都、天橋立・伊根フリーパス」公式サイト
「海の京都、天橋立・伊根フリーパス」の詳細や最新情報は、京都丹後鉄道の公式サイトで確認ください。
【関連リンク】
◆路線バス、傘松公園、天橋立観光船、伊根湾めぐり遊覧船の情報、観光のモデルコースなどは、丹後海陸交通の公式サイトが詳しいです。
◆「海の京都、天橋立・伊根フリーパス」には、現地までの電車やバスは含まれていません。京都から天橋立へは高速バスが格安です。
天橋立や伊根の観光は、車が無くても公共交通機関で回れます。ただ、丹鉄にしても、観光船や遊覧船、バスにしても、本数はそれなりにありますが、都会並みに多いわけではありません。
このため、前もって時刻表を確認して、それに合わせて予定を組むようにした方が効率的です。
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