こんなお悩みにお答えします。
【この記事の内容】
- 神戸の「シティーループバス」とは、どんバス?
- シティーループバスの「1日乗車券」を安く買える方法。
神戸の観光で、特に、異人館街や南京町、ハーバーランド、メリケンパークといった三宮や元町周辺をまわる場合は、「シティーループバス」の利用が便利です。
「シティーループバス」は、神戸の中心、三宮駅と市街地にある観光地を循環している観光用の路線バスです。
観光地と観光地をダイレクトに結んでいる交通機関は、シティーループバス以外にありません。
街自体はそれほど広くないのですが、坂が多いので、体力と時間の節約に、けっこう重宝しますよ。
このシーティーループバスの利用には、乗り放題の1日乗車券がお得です。
ここでは、シティーループバスがどんなバスなのかと、その運賃や乗り方、そして1日乗車券が、さらに安く買える方法を紹介します。
シティーループバスの「1日乗車券」と「神戸街遊券」は、2022年(令和4年)3月31日で発売終了しました。
現在は、シティーループバスは、ポートループバスと合わせて「神戸ループバスチケット」でお得に乗り放題できます。
その他、神戸の電車・バスのお得な切符はこちら。
神戸の「シティーループバス」ってどんなバス?
まず、はじめに「シティーループバス」がどんなバスなのかを紹介していきます。
三宮駅・新神戸駅と観光地をぐるぐる循環
シティーループバスは、三宮駅、新神戸駅と北野異人館、南京町、旧居留地、メリケンパーク、ポートタワー、ハーバーランドといった神戸の市街地にある観光地を、環状線のようにぐるぐる循環している観光客向けの路線バスです。
路線は1つで、運行は一方向のみ。
停留所は全部で17カ所あって、約65分で1周します。
それぞれの観光地へは、電車や一般の路線バス+徒歩でも行けますが、シティーループバスは、乗り換えなしで直行できる点が特徴です。
レトロ調の小ぶりな車両で運行
シティーループバスは、一般的な路線バスよりもひと回りほど小ぶりな車両です。
大型のバスの通れない細い道を走って、観光スポットの間近まで入っていきます。
車体の色は濃緑で、異人館風のレトロな感じのデザイン。どこを走っていても。ひと目ですぐ分かります。
※車両は車いす対応になっています。
朝9時から15分間隔で運転
シティーループバスは、9時から平日は18時台、土日祝は19時台まで、おおむね15分間隔で運行されています。それなりに本数があります。
※「かもめりあ」停留所の発車時刻が基準になります。平日は17:40発、土日祝は19:00発が最終です。
シティーループバスの乗り方
シティーループバスに乗るには、予約など特別なことは必要ありません。一般的な路線バスと同じです。
直接、バス乗り場(停留所)に行って、バスが来たら、前の扉から乗り込みます。運賃はその際に払います(1日乗車券は運転手に見せます)。
降りるときは、車内放送の後、窓の近くなどある降車ボタンを押して、バス停に着いたら、後ろの扉から下車します。
シティーループバスの利用は「1日乗車券」がおすすめ!
運賃は割高、1日乗車券は格安
神戸の観光に便利なシティーループバスですが、いただけないのがその運賃です。
下記のように、神戸市内の一般の路線バスに比べると割高。ちなみに市バスの運賃は210円です。
そこで、1日乗車券です。
シティーループバスが1日乗り放題、何回も乗り降りできて、この値段。格安でかなりお値打ちです。
3回乗れば元が取れますので、数か所を巡るのでしたらおすすめです。
普通運賃(均一制) | 1日乗車券 | |
大人 | 260円 | 680円 |
子供 | 130円 | 340円 |
※支払いは現金のほか、ICOCA、PiTaPa、Suica、PASMOなど交通系のICカードも使えます。
さらに、シティーループバスの「1日乗車券」には、それを提携の施設で提示すると、料金の割引優待が受けられる特典が付いてます。
◆優待が受けられるところ一例
- 風見鶏の館、萌黄の館、うろこの館など異人館
- 神戸市立博物館
- 神戸海洋博物館・カワサキワールド
神戸ポートタワー(休館中)- 神戸布引ハーブ園/ロープウェイ
- 北野工房のまち
- 相楽園
- 万葉倶楽部(温浴施設)
- 神戸みなと温泉「蓮」
- ルミナス神戸、コンチェルトなどクルーズ船 など ※順不同
※最新情報は公式サイトで確認ください(下方にリンクがあります)。
「1日乗車券」はどこで買える?(購入方法)
シティーループバスの「1日乗車券」は下記の場所で購入できます。
- シティーループバスの車内(乗るときに運転手に申し出てください)
- 神戸市総合インフォメーションセンター(JR三ノ宮駅東口)
- 新神戸駅観光案内所(新幹線の新神戸駅2階)
シティーループの1日乗車券には、三宮駅と神戸港方面(神戸ポートミュージアム、メリケンパーク、ハーバーランド)を結ぶ路線バス「ポートループ」にも乗り放題できる「W・LOOP(ダブルループ)1日共通乗車券」もあります。
シティーループバス「1日乗車券」を安く買う方法
シティーループバスの「1日乗車券」は普通に買っても安いですが、さらにお得に買う方法があります。
それは、「神戸街遊券」というクーポンを使って買うことです。15~20%安く買えます。
あなたが、神戸で1か所でも観光施設に行くつもりでしたら、得ですよ。
「神戸街遊券」って何?
「神戸街遊券」は、神戸市内の観光施設で、入館料など料金の支払いに使えるクーポン(=金券)です。
クーポンは点数式になっていて、提携施設では「1点=50円」として使えます。
シティーループバスの普通運賃、「1日乗車券」の購入にも使えます。
神戸街遊券が使える主な観光施設
「神戸街遊券」が利用できる(支払いに使える)施設には、次のようなところがあります。神戸の観光で立ち寄るようなところのほとんどで使えます。
- シティーループバス(普通運賃・1日乗車券)
- 風見鶏の館、萌黄の館、うろこの館など異人館
- 神戸市立博物館
- 神戸海洋博物館・カワサキワールド
神戸ポートタワー(休館中)- 神戸布引ハーブ園/ロープウェイ
- ルミナス神戸、コンチェルトなどクルーズ船
- 神戸市立小磯記念美術館
- 神戸どうぶつ王国
- 王子動物園
- 相楽園
- 六甲ケーブル
- 摩耶ケーブル、ロープウェイ
- 六甲有馬ロープウェイ
- 六甲枝垂れ
- 六甲山牧場
- 有馬温泉「金の湯」
- 有馬温泉「銀の湯」
- 太閤の湯殿館
- 須磨海浜水族園
- 須磨離宮公園 など ※順不同
※最新情報は公式サイトで確認ください(下方にリンクがあります)。
「神戸街遊券」には15~20%オマケ付き!(値段)
この「神戸街遊券」ですが、1冊単位で販売されていて、値段は下記の通り。
1冊 | 1,300円(1,500円分の点数券) |
2冊 | 2,500円(3,000円分の点数券) |
「神戸街遊券」1冊は1,300円ですが、実際は1,500円分の金券として使えます。つまり、200円分の「オマケ」が付きます(15%)。2冊買うとさらにお得です(20%)。
この「オマケ」が「神戸街遊券」を使うメリット。
このオマケ分が付いた「神戸街遊券」で、シティーループバスの運賃や1日乗車券の料金を支払うと、現金で支払うよりも、実質的に15%か20%安くなるというわけです。
「神戸街遊券」(1冊)で支払うとすると、680円の1日乗車券は約560円で買えます。
「神戸街遊券」の点数が中途半端に余ったり、あるいは不足した場合は、現金と組み合わせて使えます。
「神戸街遊券」が利用できる観光施設を確認して、行きたいところが入っていたら、「神戸街遊券」を買った方がお得です。無駄にはなりません。
実際にシティーループで「神戸街遊券」を使う場合は、券種の都合で現金を補充する必要があります。
- 1日乗車券(680円)を購入する場合
神戸街遊券13点分(650円相当)+現金30円 - 1回乗車した場合の運賃(260円)を支払う場合
神戸街遊券5点分(250円相当)+現金10円
提携の飲食店などで割引優待も
「神戸街遊券」の特典として、「神戸街遊券」に付いてくるガイドマップを市内で提携している飲食店や土産物店などのお店(約60店)で提示すると、料金の割引などの優待が受けられます。ただし「神戸街遊券」では支払いできません。
「神戸街遊券」が買えるところ(購入方法)
「神戸街遊券」は、直接下記の発売場所へ行くと買えます。
三宮・新神戸で買える場所
- 神戸市総合インフォメーションセンター(JR三ノ宮駅東口)
- 新神戸駅観光案内所(新幹線新神戸駅2階)
- 北野観光案内所(「風見鶏の館」の手前)
その他の場所
- 有馬温泉観光総合案内所
- 神戸ハーバーランド総合インフォメーション(デュオこうべ)
- 神戸市内の一部のホテルや旅館
- 主な旅行会社の全国の支店や営業所(引換券が発行されるので、市内の観光案内所で現物との交換が必要)。
「神戸街遊券」の有効期間
「神戸街遊券」には有効期限があります。購入日から6ヶ月間となっています。
もし余っても、期限までなら、次回来たときに使えますし、家族や友達にあげたり譲ったりもできます。
「神戸街遊券」付きの観光切符「神戸街めぐり1dayクーポン」
「神戸街遊券」が、市営地下鉄の指定区間などが1日乗り放題がセットになった「神戸街めぐり1dayクーポン」という観光切符もあります。
値段は「神戸街遊券」750円分がついて1,000円。電車代が実質250円と激安です。
シティループバスの「1日乗車券」が570円で買える割引券もついています。
この「神戸街めぐり1dayクーポン」には、大阪、京都、奈良、明石、姫路方面から神戸までの電車代込みの「拡大版」もあります。
阪急電車、阪神電車、近鉄電車、山陽電車、神戸電鉄などの沿線からは、「拡大版」を神戸に向かう前に地元で買ったほうが断然安いです。
神戸観光の際は、「神戸街めぐり1dayクーポン」もあわせて、チェックしてみてください!
「神戸街めぐり1dayクーポン」について詳しくはこちら。
「シティーループバス」「神戸街遊券」公式サイト
シティーループバスや「神戸街遊券」の最新情報は、それぞれの公式サイトで確認ください。
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