
こんなお悩みにお答えします。
【この記事の内容】
- 「大阪周遊パス」というお得な切符を紹介します(内容、値段、発売期間、購入方法、使い方)。
大阪をできるだけ安く、お得に観光したいというあなたは、まずは「大阪周遊パス」は必見です。
地下鉄とバス、私鉄5社の乗り放題と、約40カ所の観光施設(約36,000円相当)の無料利用がセットになった観光券です。
値段が、これまた大阪人もびっくりの安さなんです!
あなたのお目当ての観光スポットが入っていたらがラッキー。交通費とあわせて、かなりお得にめぐれますよ。
ここでは「大阪周遊パス」の内容、値段、発売期間、買い方(購入方法)、使い方をまとめました。【2025年版】


「大阪周遊パス」ってどんな切符?
はじめに、「大阪周遊パス」がどんなものか、内容や特徴を紹介していきます。
利用にはスマホが必要です。
「大阪周遊パス」は、スマホ画面に表示させたQRコードを使うデジタル乗車券です。
このため、利用にあたっては、インターネットにつながるカメラ機能つきのスマホが必須になります。
「大阪周遊パス」販売サイト
1日用と2日用があります。
「大阪周遊パス」には、3種類があります。
- 通常版:「1日用」「2日用」
- 大阪空港(伊丹)-万博記念公園版:「1日用」
2日用は、連続した2日間の利用に限ります(飛び飛びはダメ)。
「大阪空港(伊丹)-万博記念公園版」は、利用範囲に「通常版」に、大阪空港~万博記念公園(千里)の地域を追加したものです(後述します)。
地下鉄、私鉄、バスが乗り放題です!
「大阪周遊パス」では、大阪、堺市内を中心に地下鉄やシティバス、私鉄(阪急・阪神・近鉄・南海・京阪)の指定区間を1日、または2日間乗り放題できます(乗り降り自由)。
これらの交通機関を乗り継ぐことで、大阪周辺の観光地や行楽地へ、交通費を気にすることなくめぐれます。
【乗り放題できる路線と区間】
通常版
大阪メトロ(地下鉄・ニュートラム) | 全線(万博会場「夢洲駅」も含む) |
大阪シティバス | 一般路線バスの全線(USJゆき、IKEA鶴浜ゆきは除く) |
阪急電車 | 大阪梅田駅~神崎川駅・三国駅・相川駅、下新庄駅~天神橋筋六丁目駅 |
阪神電車 | 大阪梅田駅~尼崎駅、大阪難波~尼崎駅 |
近鉄電車 | 大阪難波駅~今里駅、大阪阿部野橋駅~矢田駅 |
南海電車 | 難波駅・汐見橋駅~堺駅・中百舌鳥駅 |
京阪電車 | 淀屋橋駅・中之島駅~千林駅 |
「大阪空港(伊丹)-万博記念公園版」のみ
北大阪急行 | 江坂駅~千里中央駅 |
大阪モノレール | 大阪空港駅~万博記念公園駅 |
阪急電車 | 下新庄駅~山田駅 |
※上記以外の電車やバスは利用できません(JR、阪堺電車、近鉄バス、阪急バスなど)。
約40か所の観光施設が無料で利用できます!
「大阪周遊パス」には、対象の観光施設やサービス、文化施設(通常版:約40カ所、36,000円相当以上)の入場や利用が含まれています。
利用無料の主な対象施設(順不同)
- 梅田スカイビル空中庭園(15時まで)
- 絹谷幸二天空美術館
- HEP FIVE観覧車(梅田)
- 大阪くらしの今昔館
- 国立国際美術館(コレクション展)
- 大阪企業家ミュージアム
- とんぼりリバークルーズ
- ワンダークルーズ
- 上方浮世絵館
- 新世界ZAZAお笑い寄席
- 通天閣(一般展望台、タワースライダー、ダイブ&ウォーク)
- 天王寺動物園
- 四天王寺
- 大阪城天守閣
- 大阪城西の丸庭園
- 大阪城櫓の特別公開(期間限定)
- 海洋堂フィギュアミュージアムミライザ大阪城
- 大阪城御座船
- 大阪水上バス「アクアライナー」
- よりみちサンセットクルーズ
- 大川さくらクルーズ(期間限定)
- 大阪歴史博物館
- ピースおおさか(大阪国際平和センター)
- 天保山大観覧車
- 帆船型観光船「サンタマリア」デイクルーズ/トワイライトクルーズ
- キャプテンライン
- レゴランド・ディスカバリー・センター大阪(要予約)
- ジーライオンミュージアム
- さきしまコスモタワー展望台
- 咲くやこの花館
- 大阪市立自然史博物館(常設展)
- 大阪市立長居植物園
- さかい利晶の杜
- 堺市博物館
- 万博記念公園【大阪空港(伊丹)-万博記念公園版】
- オオサカホイール観覧車【大阪空港(伊丹)-万博記念公園版】
※一部の施設では、利用可能の曜日や、期間、時間帯が限定されています。
※最新の対象施設は公式サイトやサイトで確認ください。随時入れ替えが行われます(最下方にリンクがあります)。
各施設とも利用無料は有効期間中1回だけです。再入場(利用)はできません。2日用でも利用は1回です。
特典施設や店舗で割引など優待も受けられます。
「大阪周遊パス」には、対象の施設やお店(約30か所)で、料金の割引や記念品プレゼントなどの優待が受けられる特典もついています。
優待特典が受けられる主な施設(順不同)
- 国立国際美術館(特別展)
- レゴランド・ディスカバリー・センター大阪(予約なし)
- 通天閣特別屋外展望台「天望パラダイス」
- 大阪市立自然史博物館(特別展)
- 大阪市内定期観光バス「OSAKA SKY VISTA」
- ドン・キホーテ道頓堀観覧車「えびすタワー」
- 忍者トリックハウス(エディオンなんば本店)
- 山本能楽堂
- ハルカス300(展望台)
- あべのハルカス美術館
- スパワールド
- 空庭温泉
- 堺伝匠館
- エキスポシティ(万博記念公園)
- 尼崎城 など
※最新の対象施設やお店は公式サイトで確認ください(下方にリンクがあります)。
子供用は発売していません
「大阪周遊パス」は大人用のみの発売です。子供用はありません。
でも、使い方次第では、子供が使ってもお得です。
「大阪周遊パス」の発売期間と有効期間は?(2025年版)
2025年版の「大阪周遊パス」の発売期間と有効期間は下記のとおりです。
発売期間(買える期間)
2025年(令和7年)3月25日~2026年(令和8年)3月31日 ※2日用は3月30日まで
有効期間(使える期間)
2025年(令和7年)3月25日~2026年(令和8年)3月31日の好きな1日、または連続した2日間、ただし購入日から3か月以内
※利用当日、電車とバスは始発から終電まで乗り放題できます。対象の施設はその日の営業時間内で利用できます。
※最終の利用可能日は2026年3月31日です。
「大阪周遊パス」の値段は?(2025年版)
「大阪周遊パス」の値段は、下記の通りとです(大人のみ)。
【2025年版】
通常版:1日用 | 3,500円 |
通常版:2日用 | 5,000円 |
大阪空港(伊丹)-万博記念公園版:1日用 | 4,300円 |
この値段のなかには、電車やバスの交通費だけではなく、観光施設40か所の入場料や利用料が含まれていますので、かなり格安です。
ちなみに「大阪周遊パス」(通常版)で利用できる施設の通常料金を、単純に合計すると、36,000円以上します。
例えば、人気観光地の梅田スカイビル空中庭園の入園料は2,000円、大阪城天守閣は1,200円、通天閣のタワースライダー(滑り台)は1,000円です。
そして、交通費を考えると、元はすぐに取れます。
【参考】主な区間の普通運賃など
【大阪地下鉄】運賃幅(片道) | 190円~390円 |
【大阪地下鉄】梅田駅~難波駅(片道) | 240円 |
【大阪地下鉄】梅田駅~大阪港駅(片道) | 290円 |
【大阪地下鉄】新大阪駅~難波駅(片道) | 290円 |
【大阪シティバス】初乗り運賃(均一運賃) | 210円 |
【大阪地下鉄・シティバス】1日乗車券(乗り放題:夢洲駅除く) | 平日820円、土日祝620円 |
【阪急電車】大阪梅田駅~十三駅(片道) | 170円 |
【阪急電車】大阪梅田駅~淡路駅(片道) | 200円 |
【阪神電車】大阪梅田駅~尼崎駅(片道) | 250円 |
【阪神電車】大阪難波駅~尼崎駅(片道) | 220円 |
【阪神電車】大阪難波駅~西九条駅(片道) | 340円 |
【近鉄電車】大阪難波駅~鶴橋駅(片道) | 240円 |
【近鉄電車】大阪阿部野橋駅~矢田駅(片道) | 240円 |
【南海電車】難波駅~堺駅(片道) | 260円 |
【南海電車】難波駅~三国ヶ丘駅(片道) | 340円 |
【京阪電車】淀屋橋駅~京橋駅(片道) | 170円 |
【京阪電車】中之島駅~京橋駅(片道) | 280円 |
【大阪地下鉄・北急】梅田駅~千里中央駅 | 380円 |
【大阪地下鉄・北急】難波駅~千里中央駅 | 430円 |
【大阪モノレール】大阪空港駅~万博記念公園駅 | 380円 |
【大阪モノレール】千里中央駅~万博記念公園駅 | 250円 |
【参考】主な無料対象施設の通常利用料金
大阪城天守閣 | 1,200円 |
梅田スカイビル空中庭園 | 2,000円 |
通天閣 | 1,200円 |
通天閣タワースライダー | 1,000円 |
天王寺動物園 | 500円 |
大阪歴史博物館 | 600円 |
天保山大観覧車 | 900円 |
レゴランド・ディスカバリーセンター大阪 | 3,300円 |
大阪城御座船 | 1,800円 |
とんぼりリバークルーズ | 2,000円 |
観光船「サンタマリア」クルーズ(デイクルーズ) | 1,800円 |
大阪水上バス「アクアライナー」(大阪城・中の島) | 2,000円 |
キャプテンライン(USJ~海遊館連絡船往復) | 1,700円 |
海洋堂フィギュアミュージアムミライザ大阪城 | 1,000円 |
「大阪周遊パス」の買い方は?(購入方法)
「大阪周遊パス」は、インターネット限定発売です。
パソコン、スマホから、下記のサイトにアクセスして購入できます(24時間OK)。
- 「スルッとQRtto(クルット)」
- 「Klook(クルック)」
- 「ベルトラ」
「スルッとQRtto」は、関西私鉄のQRコード乗車券を販売しているサイトです。
「Klook」と「ベルトラ」は、国内・海外の現地ツアーや観光体験の総合予約サイトです。
どちらも、購入後すぐに使えます。
また、その日からでなくても、購入から3か月以内ならいつでも使えます。ただし、2026年3月31日が最終の使用期限です。
同行する人がいる場合、1回の手続きで4枚まで同時に買えます(利用は同じ日限定)。
どこで購入しても基本的に同じですが、対応している支払い方法が違います。
スルッとQRtto |
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Klook |
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ベルトラ |
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時々割引キャンペーンをやっています。
「大阪周遊パス」の使い方は?(利用方法)
「大阪周遊パス」を利用する当日は、午前3時以降最初に、購入したアプリやサイトで「大阪周遊パス」の「利用開始」ボタンを押下します。
すると「大阪周遊パス」のQRコードが表示されます。
電車(地下鉄・私鉄)に乗る場合
地下鉄や私鉄の駅では、「QR」や「スルッとQRtto」の表示がある改札機に、QRコードを表示したスマホ画面を直接タッチして出入りします。
駅によっては、すべての改札機が対応しているわけではありません。
スマホをタッチする場所も、ICOCAなどICカードやクレジットカードとは別ですので、確認してください。
なお、QRコードは表示しっぱなしにはできません。1分間の時間制限があります。乗り降りの都度、表示させる必要があります。
大阪シティバスに乗る場合
大阪シティバスでは、車内の壁や座席などに貼ってあるQRコードをスマホで読み取ります。
認証画面が表示されるので、それを降りる際に運転手に見せます。
車内のQRコードの読み取りは、降りる15分前からできます。混雑している時は、タイミングをみて早めに行う方がいいです。
無料対象施設を利用する場合
無料対象の施設での使い方は、入口や受付で「大阪周遊パス」用に備え付けされているQRコードをスマホで読み取ります。
認証画面が表示されるので、それを係員に見せます。
優待特典を利用する場合
料金の割引など優待特典が受けられる観光施設やお店では、「大阪周遊パス」のスマホ画面を、係員や店員に提示します。
「大阪周遊パス2025」公式サイト
「大阪周遊パス」の購入や、利用できる対象施設や特典施設などの最新情報は、公式サイトで確認ください。
【鉄道会社の公式サイト】
電車やバスの交通機関無しで、対象施設も少なめで、値段が安い「大阪楽遊パス」というものもあります。これもQRコード式です。

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