こんなお悩みにお答えします。
【この記事の内容】
- 全日空利用者向けの「大阪あおぞらきっぷ」を紹介します(内容、値段、発売期間、購入方法)。
あなたが、全日空(ANA)で大阪の伊丹空港に到着して、大阪市内へ向かう際の交通費を安くしたいのでしたら、「大阪あおぞらきっぷ」という切符が使えますので、飛行機の予約とあわせて、一度チェックしてみてください。
「大阪あおぞらきっぷ」は、伊丹空港~大阪市内の空港バス往復乗車券と、大阪地下鉄(メトロ)とシティバス乗り放題の1日乗車券がセットで割引になったもの。
伊丹に到着する全日空便を利用する人しか買えないお得な切符です。
ここでは、「大阪あおぞらきっぷ」の内容と値段、発売期間、購入方法をまとめました。
ANA「大阪あおぞらきっぷ」ってどんな切符?
伊丹到着の全日空便利用者限定
繰り返しになりますが、「大阪あおぞらきっぷ」は、伊丹に「到着」する全日空(ANA)便を利用する人向けの切符です。
他の航空会社の利用者はもちろん、ANAでも伊丹から出発する便の利用者は買えません。
※全日空運航便のほか、全日空の便名で運航される提携航空会社の便(コードシェア便)の利用者も対象になります。
空港~大阪市内のバス往復と地下鉄1日乗車券がセット
「大阪あおぞらきっぷ」は、次のものがセットになっています。
- 伊丹空港~大阪市内の空港バス往復乗車券
- 大阪地下鉄、シティバスの1日乗車券
伊丹空港~大阪市内の空港バス往復
「大阪あおぞらきっぷ」は、伊丹空港~大阪市内の空港バスの往復乗車券が付いています。
下記の指定路線に限られますが、行き帰り1回ずつ乗車できます。行き帰りで別の路線を利用しても大丈夫です。
利用できる路線 | 運行バス会社 |
伊丹空港~大阪駅前(梅田駅) | 阪急観光バス・阪神バス |
伊丹空港~なんば駅前/JR難波駅(OCAT) | 阪急観光バス |
伊丹空港~あべの橋駅(天王寺駅) | 阪急観光バス |
伊丹空港~近鉄上本町駅 | 阪急観光バス |
大阪市内ゆきでも、新大阪便やUSJ便など上記以外の路線は利用できません。
なお、指定の4路線とも、乗車するのに予約は不要です(逆に予約できません)。
先着順の定員制で、満席になると乗れません。このときは、次の便か別の路線に乗ることになります。
大阪地下鉄・シティバスの1日乗り放題
「大阪あおぞらきっぷ」には、大阪地下鉄(メトロ)と大阪シティバス(路線バス)の1日乗車券がセットになっています。
地下鉄・ニュートラムの全線とシティバスのほぼ全路線を1日乗り放題できます。
また、この1日乗車券を、利用当日に市内の対象施設(30か所)で提示すると、料金の割引など優待が受けられる特典が付いてます。
【優待が受けられる主な施設】
- 大阪城天守閣
- 梅田スカイビル・空中庭園
- 空庭温泉OSAKA BAY TOWER
- 天保山大観覧車
- 四天王寺
- 大阪市立科学館
- 世界の大温泉「スパワールド」
- 大阪水上バス「アクアライナー」
- 大阪歴史博物館
- 国立国際美術館
- 天満天神繁盛亭 など(順不同)
※シティバスのUSJゆき、IKEA鶴浜ゆきとオンデマンドバスは、乗り放題対象外です。
※対象施設に出かけるときは、前もって営業時間や休業日を確認しておく方が無難です。
ANA「大阪あおぞらきっぷ」の値段は?
「大阪あおぞらきっぷ」の値段はこちら。大人用のみの発売です。
大人 | 1,800円 |
「大阪あおぞらきっぷ」を使わずに、それぞれ別々に買った場合の通常の運賃・料金は次のようになります。
空港バス(伊丹空港~梅田・難波・あべの・上本町) | 往復1,300円(片道650円) |
大阪地下鉄・バス1日乗車券 | 平日820円、土日祝620円 |
通常合計 | 平日2,120円、土休日1,920円 |
「大阪あおぞらきっぷ」を使うことで、平日は320円、土休日で120円安くなります。
ちなみに、大阪地下鉄・バスの1日乗車券は、地下鉄をおおむね1日のうちに3回以上利用するようでしたらお得です。
(参考)主な区間の普通運賃(大人片道)
地下鉄の運賃幅 | 190円~390円 |
梅田駅~心斎橋駅/難波駅 | 240円 |
梅田駅~天王寺駅 | 290円 |
梅田駅~新大阪駅 | 240円 |
梅田駅~大阪港駅 | 290円 |
梅田駅~森ノ宮駅 | 240円 |
東梅田駅~谷町四丁目駅 | 240円 |
梅田駅~日本橋駅/動物園前駅 | 240円 |
シティバス(全区間) | 210円 |
大阪地下鉄・バスの1日乗車券は、「エンジョイエコカード」という名前で、年間を通して、地下鉄の駅券売機などで発売しています(平日用820円、土日祝用620円、子供用310円)。追加で欲しいときは、いつでも買えます。
ANA「大阪あおぞらきっぷ」の発売期間と有効期間は?
発売期間(買える期間)
「大阪あおぞらきっぷ」の発売期間は、特に限定されていません(2021年4月21日~発売)。全日空が発売を終了するまで、いつでも買えます。
なお、発売終了は、予告なく行われることもありますので、念のため、最新情報を公式サイトで確認ください(下方にリンクがあります)。
有効期間(使える期間)
※空港バスの乗車券(行き、帰り)と、地下鉄・バスの1日乗車券は、別々の日に使って大丈夫です。
※地下鉄・バスの1日乗車券は利用当日の始発から最終まで有効です。また、対象施設での優待特典は、1日乗車券の利用日と同じ日に限って受けられます。
ANA「大阪あおぞらきっぷ」はどこで買える?(購入方法)
「大阪あおぞらきっぷ」の購入は、全日空の予約サイトで行います。空港のカウンターや案内窓口では買えません。
【「大阪あおぞらきっぷ」購入の流れ】
- 最初に全日空の航空券予約サイトで、伊丹空港ゆきの便を予約します。
- ANA公式アプリ、ANAウェブサイトの予約確認画面から「空港アクセスナビ」へアクセスします。
- 大阪市内の目的地を入力して経路検索をすると、その結果に「大阪あおぞらきっぷ」の購入ボタンが表示されます。
- 「大阪あおぞらきっぷ」の購入サイトに移って、購入手続きと支払いを済ませます。
- 登録のメールアドレスに、切符の引き換え用のQRコードが送られてきます。
- 伊丹空港に到着したら、指定の窓口で、QRコードを提示して、「大阪あおぞらきっぷ」の現物を受け取ります。
- 空港バスに乗車します。
このように、「大阪あおぞらきっぷ」はインターネットで購入しますが、”チケットレス”ではありません。
伊丹空港で切符の現物と引き換えないといけないので、注意が必要です。
その引換場所は、伊丹空港の北ターミナル、南ターミナルそれぞれの1階バス乗り場にある有人窓口(下図では左端の窓口)に限定されています。
切符引き換えは、バスの車内や伊丹空港以外のバス乗り場ではできないので、不明な場合は事前に確認しておいてください。
ANA「大阪あおぞらきっぷ」の公式サイト
「大阪あおぞらきっぷ」の最新情報、詳しい購入方法については、全日空の公式サイトで確認ください。
コメント